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育休復帰、順調ですか?/2014年5月

乗り越えなくてはならない 「子どもの風邪」

今年度も始まって、ひと月と少しが過ぎました。育休期間を経てこの春にお子さんを預け始めた方も、5月には職場復帰を迎え、生活の変化と、仕事と子育てにと怒涛の日々を送られているのではないでしょうか。復帰後のこの時期は、私たち親ももちろん、子どもも、家族も、新たな生活のリズムに慣れてペースを掴んでいく大切な時期です。そして、慣れていくこの時期に起こることとして、両立世代の私たちに最も大きな影響があることの一つが、「子どもの風邪」です。

 

 記事を書いている私自身、この春に復帰したワーキングマザーですが、この2~3週間子どもは鼻水が止まらず、何度か急な高熱を出して病院に駆け込みました。同じクラスの子どもも皆そろって鼻水、せきの症状が出ていたり・・・。 「毎日薬を飲んで園に通わせてます」 という声も聞かれます。子どもも初めての環境で、気持ちとともに体も慣れていく過程で、必ず通る道。まずは、子どもの体が最優先とはいえ、仕事復帰をして両立している以上、仕事のパフォーマンスを落とさない様に、そして成果も出していかなくてはという状況もあるのではないでしょうか。

有事のサポート体制を整える

子どもが急な風邪になった時。まずは子どもの症状を診なくてはなりません。家庭療法で経過をみることで大丈夫な状況なのか、緊急で対処が必要な状況なのか。やはり、その様な時に頼ることになるのが信頼できるかかりつけです。

 

薬の処方や家でできる予防や対処まで、それぞれの家庭や子どもに合った機関を見つけておくことは大切です。近場で行ける距離の小児科は、周囲の評判や病院の特徴を把握しておきたいものです。その上で、実際に風邪でお世話になって初めてわかることもあります。子どもの症状に合ったアドバイス、働くお母さんが連れて行きやすい予約体制、診療時間など・・・。自分の家庭の状況に合うかかりつけ先を見つけることで、いざという時の安心にもつながります。また、夜間や休日の時の診療を行っている医院や連絡先は調べておきたいものです。

 

大事には至らないであれば、次は就業時の子どもの預かり先です。普段預けているのは保育園という方は、これ以上預かることができない熱の規定があります。この基準や、病児の対応は園によって大きく異なります。集団生活ですから、症状によって預かってもらえないこともあります。この時の保険として、平日急な場面で慌てずに済むためには、事前に預け先を確保しておく必要があります。

 

近くに親戚が住む場合や、近所の知人に預かってもらえる環境がある方もいますが、身近な方のサポートが得られない場合、病児・病後児保育、ファミリーサポート、シッターサービスなど、各地域で行われているサービスもあります。これらの機関は、必要な状況で初めて連絡しても、すぐには利用できないことが大半です。また、サービス提供者を確認して安心して利用するためにも、事前に登録や面談を済ませておきます。

協力者とのコミュニケーション

このように、いざという時に備えて準備をしておくことはできますが、本当に急に子どもが風邪をひいたときは、親子ともに健康な状況でさえ朝から忙しい働くお母さんにとって、子どもの体調もケアしつつ、仕事にも行かなくてはならない状況は並々ならぬものがあると思います。準備していていても、予想もしていなかった状況は出てきますので、やはり、一つひとつ状況に対処していかなくてはなりません。

 

まずは子どもの体が一番。この視点が大切ですが、仕事の責任も負っている立場でもあります。多くのことに対処する必要があっても、親である自分の体はひとつしかありません。普段の環境の隙間で、対処がし切れない場合に大切なのが、できるだけ多くの協力者とつながっておくことと同時に、協力者とのコミュニケーションです。

 

例えば、子どもの預かり先にも、預かる際の一定の規定がありますが、仕事を持つ身としてすぐに対応できないケースなど、家庭での対応できることの間の隙間(ギャップ)が生じることもあります。その様な時に、親に求められる役目の代わりをしてくれる方がいることや、通常と異なる状況で、それぞれどこまで対応が可能か、互いに状況を知っておくことで連携の仕方も変わってきます。

 

特に復帰から間もない時期は、お互いの状況を深く知らないために、連携がうまくいかない、ひいてはお互いにぶつかってしまうことも起こりがちなことです。協力者には、自分の仕事の状況(どの様な仕事や立場で、緊急時どこまで動くことが可能か)を知ってもらうことも大切ですし、有事の連絡方法の確認に加えて、相手の対応可能な範囲など、協力者の状況を知っておくことも必要となります。

一つひとつを共に乗り越えていく

一見、八方塞がりにも見える状況に、今後果たして「仕事と子育てが両立していけるのか?」と不安になることもあると思います。こうした困った状況に当たった時に、ひとつひとつ周囲とコミュニケーションをとって、共に乗り越えることで、徐々にうまく連携をしていけることもあります。協力者との関係がしっかりできるまで、大変な状況もありますが、働く女性を応援する立場として、また、子育てをしながら働く母として、同じ立場のワーキングマザーの仕事を続けることをあきらめないでほしいと切に思います。

 

女性の就労支援に関わっていると、子どもを持っても、変わらず仕事でも活躍し続けるためには、やはり育休後のサポートが必要だということを実感させられます。働く環境の整備(就業規則など)とともに、両立をサポートするための支援機関や、働く意欲を支えるための女性個人への支援など、最近は会社以外の場でも、働く女性を支援する機関が出てきています。

 

両立の壁に当たった時、ぜひ一人で抱えず、サポートしてくれる機関や周囲の方を見つけて一緒に乗り越えていきましょう。ワーママの一人である私も、5月を乗り切ったら、育休中に出会った働くママで集まって、思いっきりおしゃべりすることを楽しみに、日々の大波小波を乗り越えている真っ只中です・・・!

Mama's profile/プロフィール

佐藤 若紗

佐藤 若紗 【キャリア・カウンセラー ㈱キャリア・マム 新規事業担当】

記事テーマ

出産をきっかけに作ろう「働き方マップ」〜ママだからこそ、自信を持って両立を!〜

子育て世代のママが出産を機に考える事が多い、「育児と仕事の両立」について、出産しても働きたいママが今後のキャリアを築いていくヒントをお届けします。 在宅勤務や時短などの多様な働き方から、使ってみたい便利サービス、ママ視点を活かした働き方など、知っておきたい仕事のあれこれから、保活やママ友づくりなど産後のリアルな体験までお伝えしていきます。

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