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【親子で日本茶!⑦】子どもサイズのお湯呑み・お茶碗を選ぼう/2016年10月

子どもの手のサイズに合うものを

これまで、煎茶をいれる際に必要な道具をご紹介してきましたが、今回は「お湯呑」と「お茶碗」についてお伝えします。

 

一般的な煎茶用のお茶碗は大人の手のサイズにはぴったりですが、子どもの手には少々大きいものが多いようです。

 

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 (写真:一般的なサイズの煎茶用のお茶碗)

 

お子様が使うのであれば、急須と同様、子どもの手にもなじむ小ぶりなものを選ぶのがよいでしょう。 

「お茶碗」と「お湯呑」の違い

煎茶用の「お茶碗」は、比較的浅いものが多いです。

しかし、お子様が手に持つには、こぼしやすかったり、持ちにくかったりします。

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(写真 左:煎茶用のお茶碗、 右:ポーセラーツで娘が作成したお湯呑) 

 

初めてのお子様、小さいお子様には、高さがある筒状の「お湯呑」(筒茶碗とも言う)が良いでしょう。

お湯やお茶を少な目に注いでおき、上の方を手に持てば、熱さが伝わらず持ちやすいです。

 

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(写真: 子どもサイズの有田焼のお湯呑を使用)

「お湯呑」の素材

お湯呑やお茶碗の素材として、「磁器」と「陶器」があります。

 

「磁器」は、白く表面がつるつるしていてなめらかで、爪で軽く弾くと「キン」という高い音がするのが特徴です。

 

「陶器」は、温かみのある色で厚みがあり、爪で軽くはじくと低いくもった音がします。

 

薄手の磁器は熱が伝わりやすいので、手に持ったとき熱さを感じやすく、子どもが持つと熱さにびっくりして落としたりこぼしたりしてしまうことがあります。

 

子どもの手は大人より敏感なので、大人には熱くなくても子どもは熱いと感じることがあります。

 

そういう場合は、厚手の陶器の方が熱さが伝わりにくく持ちやすいようです。

 

ただし、磁器と比べて陶器の方が重さがあるので、お店で選ぶ際は実際に持ってみてあまり重くないものの方が、子どもには使いやすいです。

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(写真: 子どもサイズの有田焼の磁器のお湯呑)

 

一般的には(大人の場合)、煎茶は磁器の煎茶用のお茶碗、熱いお湯でいれるほうじ茶や玄米茶は熱の伝わりにくい厚手の陶器のお湯呑を使うことが多いです。 

 

次回は、煎茶用のお茶碗やお湯呑みと一緒に使う「茶托」についてお伝えします。

 

 

参考資料:『日本茶の図鑑』監修:公益社団法人日本茶業中央会、NPO法人日本茶インストラクター協会 マイナビ出版発行 

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横浜・川崎の日本茶講座『和茶』では、日本茶インストラクターが抹茶・煎茶・玉露など、気軽なスタイルで日本茶の文化を暮らしに取り入れるご提案をしています。

 

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詳しくは、講師のブログをご覧ください。 

http://ameblo.jp/tea-moko/ 

 

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Mama's profile/プロフィール

酒井 知子

酒井 知子 【日本茶インストラクター】

記事テーマ

親子で楽しむ日本茶のある暮らし

親子で日本茶ライフを楽しんでみませんか?お茶を飲むだけでなく、見て触って香りを嗅いで、子ども達は五感で楽しむことがでます。2歳から茶筅を握り3歳からはmy急須でお茶をいれる娘との日本茶ライフの中から、親子で楽しめるアイディアをご紹介します。茶葉の選び方やお茶のいれ方など日本茶インストラクターならではのコツやポイントも交えてお伝えします。

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