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小1算数 つまずきの代表選手「たし算の繰り上がり」/2016年5月

たし算の繰り上がりができない!
小学1年生の算数なんて、まだまだ簡単と思っていたら、いきなりつまずいた!
 
1年生の算数のつまずきの代表選手ともいえるのが、「たし算の繰り上がり」です。
「たし算の繰り上がり」とは、
9+6=15 や 8+5=13 といった、
1桁と1桁をたすと答えが2桁に繰り上がるたし算のことをいいます。
 
繰り上がりが苦手な子。
繰り上がりになってから計算がおそくなったり、できなくなったのではなく、実は「7+2」や「3+6」や「3+4」といった計算の際に、すでにできていなかったということがあります。数が多くなってくると、机の下で指をおって数えていたというのはよくあるお話です。
 
 たし算の繰り上がりにつまずき当塾にきた1年生のお子さま。指折りテクニックがやけに早くなっていただけに、ママは指を折って数えていたことに全く気づかなかったそうです。繰り上がりになると答えが10以上の数になるので、指での計算が追いつかなくなり、ようやく、指で計算していたことに気づきました。
 
指で数える計算は、100%ダメというわけではありませんが、繰り上がりでつまずく場合は有効ではないように思えます。
さくらんぼ計算を試してみた・・・でも、できない!
「たし算の繰り上がり」ができていないことに気づき、焦りはじめたママたち。
まずはインターネットで検索をはじめます。
「たし算… 繰り上がり… できない…」
すると いろいろ方法がでてきます。
その中で「さくらんぼ計算」というなんとも可愛らしい名前の計算方法に出会います。
もちろん、きちんとした計算方法で授業で取り入れている小学校も多くあります。
 
「これこれ♪ これでうちの子も大丈夫♪」
ママたちは、早速「さくらんぼ計算」を試してみます。
ところが・・・できない。
 
 
cherry3-2.jpg
 
 
ママ「ほら、7+5は5を3と2にわけて、その3を7にたすと10になるでしょ!10と2で12! わかった? わからない? わかるでしょ!なんでできないの~(泣)」
 
悲壮感漂うママの叫ぶ声が響き渡ります・・・
それはまさに 「さくらんぼ地獄」・・・
 
繰り上がりのできないお子さまは数の合成と分解ができていません。
数の合成と分解ができていない子にさくらんぼ計算をやれとは、とてもつらいお話なのです。
 「3をわける??? 1と2にわける????? 9と1で10になる??????」
子どもの頭の中は、クエスチョンマークでいっぱいです。
まずは、数の合成と分解から
 
まずは、数の合成と分解からはじめましょう。
 
数の合成と分解とは、例えば、5という数は1と4、2と3、3と2、4と1とみることができます。
5は1と4、これを分解といいます。
そして、1と4で5、これを合成といいます。
数の合成と分解は大切な計算の基礎。
たし算の繰り上がり克服には、10の合成と分解の理解がとても重要なのです。
ゆっくりと丁寧に計算の基礎をつけていきましょう。
 
  
暗記よりも具体的に数を身につけましょう
 
暗記で覚えるという方法もあります。けれども、苦手な子には具体的に身につけるようにしてあげましょう。
 
 
まずは、「5の分解」でしっかりと 5という数字の概念を身につけます。同じ要領で、「6,7,8,9,10の分解」と続けます。
 
 
「10の分解」が身ついたと感じたら、「たしざんの繰り上がり」を実践してみてください。

 

 

 
 
5の分解 ~いくつといくつ~

 

 1年生の教科書「いくつといくつ」の中に適した問題がたくさんあるので参考にしてください。「さんすうせっと」のブロックまたは、おはじきを用意してください。なければブロックのかわりにキャンディ―などでOKです。

 

ブロックを5個用意します。5は1となにでできているかという問題です。

 

1. ブロックの数を数えます。○の数もかぞえます。どちらも同じであることを確認します。
 

hp02-01.jpg

 

2.○をひとつ塗りつぶします。塗りつぶした上に同じかずのブロックをおきます。

 

hp02-02.jpg

3.塗っていない〇のかずをかぞえます。別の色で塗りつぶします。そのうえに、おなじかずのブロックをおきます。
 

hp02-03.jpg

4.〇のかずとブロックのかずをかぞえます。最後に、全部のブロックのかずと〇のかずをかぞえ、どちらも5であることを確認します。

 

hp02-04.jpgブロックをかぞえたり、色を塗りつぶすことで、5が1と4でできていることを視覚や量感で理解することができます。

たしざんの繰り上がり 

ブロックを12個用意します。

 

1.7+5をブロックで計算しましょう。

hp02-05.jpgのサムネール画像

2.上のだんに7個ならべます。 下のだんに5個ならべます。上のだんのブロックがあといくつで10になるか、10の分解を思いだしながらかぞえましょう。10は7と3です。あと3こで10になることがわかります。

 

 

hp02-08.jpgのサムネール画像

 

3.下のだんのブロックから3つ上の段に移動させますが、その際にすぐに移動させず、いったん5を3と2に分解します。 

 

hp02-06.jpg

 

4.下の段のブロックを上に移動します。

 

hp02-07.jpgのサムネール画像

 

10と2をたすと12になります。「12」と声にだして数字を書くと理解がいっそう深まります。

 

また、今回はブロックを横に並べましたが、縦に積むという方法もOKです。いろいろな学習方法を楽しんでみてください。
 

Information/お知らせ

☆幼児を対象にした「かず・かたちくらぶ」では、遊びながらさんすうに必要なかずの概念やかたちの概念を学びます。

 かず・かたちくらぶとは     >>>   http://pc-apple.com/page4.html

  

☆小学校、幼稚園、育児サークル等でのセミナ―やワークショップもおこなっております。

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Mama's profile/プロフィール

渡辺 貴子

渡辺 貴子 ー幼児さんすうインストラクターー

記事テーマ

幼児期からできる「さんすうせっと」をつかった算数勉強法

算数につまづく理由に「基本的な数やかたちの概念が身についていない」ということがあります。つまづくと苦手意識がでやすいのが算数ですが、問題解決力を育成できるのも、「わかった!」「できた!」という達成感を味わうことができるのも算数です。幼児期に身につけておきたい算数、低学年でつまづきそうになったらすぐに家庭でできる算数勉強法をお話します。

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