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発達障がい

発達障がい 子どもの病気 教えて!ドクター

(2010年 春号 掲載)

「発達障がい」という言葉を見聞きしたことのある方は最近増えていると思います。もしも、お子さんがそういった状態にあるのではないかと心配になったとき、私たちはどのようにすることが適当なのでしょうか。

診断を受けるとき

風邪をひくと、「熱がある」「咳をする」と、いつもと違う様子に気づいて医療機関へ行きますね。のどを診たり聴診器を胸に当てて「風邪です」と診断を受け、薬を処方されたり、園をお休みすることになります。治療を始めて少したつと、またいつもの元気なお子さんに戻りますね。

発達障がいは、多くの場合生まれつきの問題が発達の過程で明らかになってくるものであり、症状は運動、言葉、社会性といったヒトとしての心と身体の発達に表れるものです。明らかになる時期と領域があるのです。たとえば、「言葉の出るのが遅い」と心配される方は少なくありませんが、それだけでは発達障がいがあるかわかりません。その点は、「熱がある」だけで風邪と診断できないのと同じです。

しかし、発達障がいの診断には時期という要素もありますから、「今は問題があるとは言い切れないけれど、お誕生日が来ても同じ状況だったら問題があると言える」ということがあります。たとえば、コミュニケーションの問題は、保育所や幼稚園に入る頃にはっきりするということが少なくありません。医師も気になっていても、すぐには診断をつけられないこともあるわけです。そのため、診療は、多くの病気では「症状⇒診断⇒治療」流れとなりますが、発達障がいでは「症状⇒対応⇒診断」の流れとなることがあります。

「育てにくさ」に気づいてください

子育ての中で、「育てにくさ」を感じることは珍しくありません。しかし、それは「激しい夜泣き」「食べ物の好き嫌い」など、病気の症状とは異なるものであり、中には「子どもってこんなもの」と抱え込んでしまう方がいらっしゃいます。保護者の方が「育てにくさ」を感じるお子さんの状態は、年齢に応じた当たり前のことであることも、お子さんの性格によるものであることも、発達障がいによるものであることもあります。

発達障がいの症状に相当するものは、保護者の方には気づきにくいだけでなく、医師や保健師からみて「気になった」としても、その感覚を保護者の方と共有することは難しいのです。原因が何か、すぐに区別するのは専門家でも容易ではないのですが、保護者の皆さまには「熱」「咳」と同じように相談をしていただくことをお勧めします。すべてのお子さんにおいて、「育てにくさ」は、そのままにしておいても親子関係を円滑にはしないからです。少しでも早く専門職に相談し「育てにくさ」から脱却して、よりよい親子関係(愛着関係)を形成していただきたいです。それがお子さんのこころの発達にとって必要なことです。

「育てにくさ」は相談してもいいのです

核家族化、ご近所に世話を焼いてくれる子育ての先輩が少なくなった現代社会では、子育ての心配ごとがあっても「誰かに相談してもいいんだ」と気づきにくいようです。

私が診療をしている地域では「育てにくさ」に寄りそう取り組みを始めています。「育てにくさ」の具体例をまとめた冊子を3〜4ヵ月健診で保護者の方全員が受け取ります。保護者の方には、お子さんの成長の折々に読み返して「最近心配していることは相談してもいいんだ」と気づき、自主的に相談していただくことを期待しています。地域の小児科医や保健センター、保育所、幼稚園など子育てに関わる人がすべて対応できるようにしています。

保護者の方が子育ての不安や心配を抱え込まずに心配がある間は相談し続け、相談をされた人も「子どもってそんなもの」「様子をみましょう」と言わずに、対応を一緒に考え続ける時期に来ているのではないかと思います。

 

秋山千枝子先生

あきやま子どもクリニック(東京都三鷹市)院長。
佐賀県生まれ。福岡大学医学部卒業後、同大学小児科学教室入室。障害児・者施設に10年勤務し、1997年三鷹市に開業し現在に至る。国立精神・神経センター精神保健研究所客員研究員。日本小児科医会こどもの心対策部委員長。日本小児科学会専門医。 日本小児神経学会専門医。医学博士。

秋山千枝子

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