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９月　長月。空気が澄んで空が高くなり、一面にうろこ雲が広がると、毎年、あぁ秋が始まったのだなと感じます。陽射しもあり、まだ半袖が似合う日もありますが、ひと足お先にクリスマスを迎える準備をはじめませんか？　少し早いように感じるかもしれませんが、秋に出会う木の実たちはクリスマスの花飾りにピッタリなものがたくさん！　クリスマスプレゼントを選ぶような気持ちで、さぁ見つけに行きましょう！

秋の木の実の代表選手といえばどんぐり。秋の初めなら、ちょこんと帽子をかぶったものもあり可愛らしいですね。どんぐり以外にも秋に出会える木の実はたくさんあります。お子さまとの散歩の途中で木の実を見つけたら集めておきましょう。少し遠くにお出かけする時などに、お出かけの思い出として集めるのも楽しそう。松ぼっくり、椎の実、シダローズ、杉の実、ポプラの実。。どんな木の実と出会えるでしょうね。その他、花屋さんで買えるものも集めてみませんか？　トウガラシ、コットン（綿の実）、リュウカデンドロン、サンキライなど。少しずついろいろと集めておくとクリスマスの時に作れるものが増えていきますよ。

いろいろな木の実を集めたら、次は乾燥させましょう。外に出さなくても、風通しのよいところに置いておいたり、逆さにして吊るしておくと早く乾燥します。乾燥させている間、バスケットに入れたり、お皿の上に並べたりするとステキな秋の木の実飾りの出来上がりです。できればお子さまにも見えるところで乾燥作業が出来るといいですね。これがおうち花育スタイル。お子さまと一緒に木の実の変化を楽しんでみてください。集めたばかりの頃は水分を含んでいる木の実たち。触れると少ししっとりしていて、まだ青い色のものもあります。それが少しずつ水分が抜けて、カラッとした手触りになってきます。見た目もひと回り小さくなるものもあれば、色が変わるものもあります。例えば、どんぐり。緑のどんぐりを集めたのに、しばらくすると…あれ？不思議！どんぐりも帽子も茶色に変身します。「集めるだけでおしまい」や「乾燥させている間は触らないでね！」ではなく、集めた木の実をどんどん手で触って変化を楽しんでみてください。

リース、ミニツリーにスワッグ…木の実を使って、クリスマスには何を作りましょうか？クリスマスに思いを馳せるとワクワクしてきます。皆さんもワクワクした気持ちで秋の木の実を集めてみてくださいね。

（注）どんぐりの実の中から虫が出てくることがあります。拾った後はよく洗い、熱湯で３分以上茹でるか、一度、冷凍してしまうことをお勧めします。茹でたり、凍らせたりした後はカビが生えないようによく乾燥させてください。