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ハロウィン絵本と英語でベビーサイン/2017年10月

ハロウィンとは?

最近では日本でも一般的になってきた「ハロウィン」。そもそもの起源ってご存知ですか? それは今から2000年以上も前の古代ケルト人の宗教的儀式が元になっているんですよ。ケルト人の1年は11月1日からはじまり、10月31日で終わります。この1年の最後の日に秋の収穫を祝い、悪霊を追い払う宗教的な意味合いの濃い行事でしたが、今は、特にアメリカで民間の行事として定着しています。

オレンジ色の大きなカボチャの中身をくりぬく「パンプキンカービング」をして、Jack-o-Lantern を作ったり、子どもたちが仮装して家々を練り歩き「trick or treat=お菓子をくれなきゃいたずらするぞ!」とお菓子を集めたりする楽しみ方があります。

日本では1990年代の後半から東京ディズニーランドでイベントとしてスタートしたのをきっかけに、今では全国各地で仮装パレードや地域での小さなパーティーまで、大人も子どもも楽しむ行事として定着してきていますね。

日本では面白い事にハロウィンになるとパンプキンパイを食べる習慣が定着しつつありますが、これは欧米ではもともとない習慣なんですよ。パンプキンパイを食べるのはアメリカでは感謝祭、つまりサンクスギビングの日。きっとパンプキンを飾ったり、パンプキンカービングをしたりするから、お菓子でもパンプキンを使えばいいのかな?という流れになってしまったんでしょうね・・・

 

この季節、仮装して集まってくれたお子さんたちにとてもお勧めの絵本を今日はご紹介したいと思います。洋書の絵本ばかりですが、英単語はとっても簡単ですから、是非本場のカラフルなハロウィン絵本を楽しんでください。

 

英語絵本を楽しむときには、ベビーサインがとっても頼もしい助っ人になってくれるんですよ。日本語で使っているベビーサインの音声を英語に変えることで、同じものを意味しているけど、音が違うだけなんだ!かぼちゃって言うときもパンプキンって言うときも同じ手の動きなんだ!って赤ちゃんたちはひらめくんですね。

今回ご紹介する絵本に登場するハロウィンの主役キャラクターたちは是非、日本語と英語、両方の音声で楽しんでみてくださいね。

ハロウィンで使えるベビーサイン

絵本の紹介の前に、4冊の中で共通で使っていただけるベビーサインをまずご紹介します。

かいじゅう(monster)     

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かぼちゃ(pumpkin )          

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ネコ(cat )             

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クモ(spider)          

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あとは、おばけ(ghost)なんですが、イラストがないので

両手を体の前に垂らして、ゆらゆらゆら~としてみてください。

お勧め絵本 その1

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GO AWAY, BIG GREEN MONSTER

Ed Emberley 著

LB Kids 出版

 

子どもたちが小さかった頃、何度も何度も繰り返し読んであげた絵本。Go Away=ゴーアウェイ=あっちいけ!と言いながらページをめくるんですが、その仕掛けがたまらなく面白い! 息子は楽しみすぎて、緑の怪物のお鼻がもげちゃって何度もテープで貼って補強しながら読みました。これまで見てきた絵本とちょっと仕掛けが違って、大人もわ~すごい!と思って楽しめる絵本です。作者のEd Emberleyさんが書いたお絵かきの絵本で私の子育てはとっても救われたんですが、またこれは別の機会にたっぷり書かせてください。

お勧め絵本 その2

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Skelton hiccups

Margery Cuyler 著

S.D. Schindler イラスト

Margaret K. McElderry Books 出版

 

しゃっくりが止まらなくなってしまったガイコツ君。はみがきをしてる時も、パンプキンカービングをしている時も、枯葉をかき集めている時も、ずっとヒック、ヒック、ヒック・・・しゃっくりが止まりません。この「ヒック、ヒック、ヒック・・・」というサウンドが子どもたちは大好きで、わたしの顔を覗き込むようにしていつもお話を聞いていました。最後のオチがまた面白いんですよ~これは絵本を手にされる時のお楽しみ!

お勧め絵本 その3

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What’s in the Witch’s Kitchen?

Nick Sharratt 著

Walker Books Ltd 出版

 

魔女のキッチンには何があるかな??? フラップのめくり方が2通り(上下や左右など)あって、めくった時に出てくるものが違うという楽しい仕掛け絵本。みんなの冷蔵庫に入っているものと魔女の冷蔵庫に入ってるもの、どちらのフラップもあけて確認してみてね。最後の見開きの仕掛けも見ごたえがありますよ。

お勧め絵本 その4

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Boo Who? A Spooky Lift-The-Flap Book

Joan Holub 作

Catwheel Books 出版

 

ハロウィンにちなんでお化け、魔女、ガイコツなどが出てくる仕掛け絵本。左ページに問いかけ、右ページはその回答という作りです。小さなお子さんでも怖がらずに楽しめる内容と扱いやすい大きなフラップ。最後のページは鏡になっているのですが、そこは内緒で、「ちょっと怖いものが見られるけど見てみたい?」と聞きながら、恐る恐るページを覗きこんだら自分の顔が写っていた!!!なんていう仕掛けもあるので、1人ずつ内緒でこっそり見せてあげると楽しいですよ。

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Mama's profile/プロフィール

吉中 みちる

吉中 みちる 【一般社団法人日本ベビーサイン協会代表理事】

記事テーマ

絵本とベビーサインで育むコミュニケーション力

まだおしゃべりができない時期にベビーサインでコミュニケーションをして育った赤ちゃんたちは、絵本が大好きに育ちます。どうしてなの?絵本とベビーサインはどんな関係があるの?普通の絵本の読み聞かせとどう違うの?など等皆さんの疑問にお答えしながら、ベビーサインと絵本をお子さんのコミュニケーション力アップにつなげる方法をお伝えしていきます。

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