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離婚を考える前にやってみよう⑨「まずは自分自身について理解しよう」/2019年11月

相手を知る前に自分を理解することの大切さ

自分.jpg周囲とのコミュニケーションについて考える時、相手はどんなタイプだろうか、相手は何を考えているのだろうか、相手は何を望んでいるのだろうか・・などと「相手」に注目をして考え、対応することが多いのではないでしょうか。相手がいることですからそれも大切なことですが、他方で相手を知る前に、「自分のことをどれだけ分かっているか」ということがコミュニケーションでは大事な鍵となります。特に近しい存在であるパパやお子さんとの関わりの際は感情面が前に出やすいものですので、なおさら自分自身を理解することが大切です。今回は、自分のことを深く知り、相手との違いを認めることでよりよい関係性を育んでいく方法についてお話ししていきます。まずは自分を知るためのツールと活用方法についていくつかご紹介しましょう。

(1)エニアグラムで自分の気質(タイプ)を知る

エニアグラムとは個人の特性を9つのタイプに分類した性格タイプ論で、ビジネスやコーチング、カウンセリングなどに広く使われています。診断のポイントは、自分が20歳以下だった時にどうであったかを考えるところです。20歳以下がその人の本質と言われており、自分は「こうありたい」「ねばならない」ではなく、20歳の自分を想定して直感でチェックをしていきます。ちなみに筆者である私は「タイプ6/忠実な人」で、特徴としては不安が行動の原動力となるタイプです。自身のタイプを認識するようになってからは、対人関係に関わらず何か考え込んだり行動を起こそうとしたりする際に、「今、私が抱えている不安は何だろうか?」と自問自答し、分析することで物事が解決に進みやすくなりました。パパやお子さんのタイプも知ることで、同じ部分や違う部分を認識して関わることができます。分析ツールの一つとしてシンプルで分かりやすく、初めの一歩としておすすめです。

 

《参考:エニアグラム研究所》http://www.enneagram-japan.com/enneagram/

(2)ストレングスファインダー®で自分の強みを知る

強み.jpgオンライン診断ツールの一つで、こちらでは自分が素質として持っている強みを知ることができます。ちなみに筆者である私の資質TOP5は「調和性」「収集心」「責任感」「個別化」「最上志向」。例えば「調和性」に注目をすると、私自身、争いごとは苦手という認識はありましたが、資質として「調和性」を持っていることを知ることにより、対立から調和へ向かうよう努め、場をまとめていくことが自分の強みの一つであるということが分かり、自分自身のお守りとなりました。自分の強みを知ることによってその良い面に注目し、対人関係に活かしていくことができます。

 
《参考:ストレングスファインダー®》https://heart-lab.jp/strengthsfinder/
(3)周囲からのヨイ出しで分析と勇気づけをもらう

ハート風船.jpgのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像以前のコラムでご紹介したヨイ出しですが、お友だち同士(できれば2~4人くらい)でヨイ出しを行い、客観的に見られる自分の印象から自分を分析をしていく方法もあります。親しい方であればより内面にフォーカスした自分の特徴を教えてもらえ、知り合って間もない方の場合は第一印象として周りに与える良い印象を自分の特徴として知ることができます。そしてその特徴を友人と一緒に共有することでそれが自分への勇気づけとなり、自分の良い面を伸ばしていく原動力にもなります。もちろんお友だち同士に限らず、パパやお子さんと一緒に家族でヨイ出しをし合い、共有していくことができると家族みんなで勇気づけの輪が拡がっていきます。自己分析と共に家族や友人との絆が深まるお勧めの方法です!

自分自身を理解し、自分と相手の違いを認めよう

鏡.jpg以上、数ある中から3つの方法をご紹介しました。自分に合うツールや方法を使って自分の思考・感情・行動のスタイルを理解することにより、自分の素質や強みを活かし、他方で欠点を受け入れ、その欠点と上手にお付き合いしながら生きていくことができるようになります。そして他者とのコミュニケーション、ここで言えばパパやお子さんとのコミュニケーションの際に、自分を理解した上で相手に注目することができ、「相手と自分は違う存在である」「そもそも持っている素質やタイプが違うのだから合わない部分があって当然だ」などと、冷静に状況を把握し、受け入れられるようになります。周囲とのコミュニケーションがうまくいかない時は、まずは自分自身に注目をすることから始めてみましょう。

まとめ

今回は、「自分と相手の違いを知ろう」をテーマに、パパやお子さんとのコミュニケーション法についてご紹介しました。 結婚生活を送る中で、時には離婚の文字が頭をよぎることもあるでしょう。そんな時、自分の負の感情は一度脇へ置き、家族との関わり方について少し立ち止まって考えてみませんか。全か無かではなく、複数の選択肢がきっとあるはずです。 《参考文献》勇気づけ勉強会ELM講座テキスト(有限会社ヒューマンギルド開発・非売品)/勇気づけリアル子育てコーチ養成講座テキスト(非売品)

Information/お知らせ

《参考:エニアグラム研究所》http://www.enneagram-japan.com/enneagram/

《参考:ストレングスファインダー®》https://heart-lab.jp/strengthsfinder/

Mama's profile/プロフィール

いわもと くみこ

いわもと くみこ 【離婚カウンセラー/勇気づけ子育てコーチ】

記事テーマ

もしも離婚が頭によぎったら!? 「離婚で子どもを不幸せにしないためにママができること」

3組に1組が離婚をしている現代。日々の暮らしの中で、「離婚」の二文字が頭によぎった時にママたちへ読んでいただきたいコラムです。親の離婚によって子どもを不幸せにしないことを最終着地点として、「離婚が及ぼす子どもへのダメージ」「離婚を決断する前に自分ができる夫婦再構築の対処法」「それでも離婚となった場合の心構え」についてお伝えしていきます。

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