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離婚を考える前にやってみよう①「色々なものの見方・考え方の存在を認めよう」/2019年6月

自分特有のものの見方や考え方を知ろう

虫眼鏡.jpg「自分の常識は世間の非常識」とも言われるように、生まれ育った環境であったり、また年を重ねれば重ねるほど自分のフレームの中で物事を見てしまったりと、人は自分の経験や思考のフィルターを通して物事を見てしまいがちです。「なんであんなことをするのだろう? 私には理解できない・・」なんて思ったことは誰しもあることでしょう。相手特有のものの見方や考え方の存在を認めずに物事を判断することはコミュニケーションの妨げにもなり、また自分特有の見方や考え方は、時にそれが思い込みとなったり、非論理的な思考となっていたりと、やっかいな存在にもなります。

相手のものの見方に関心を持ち、認め合おう

ハート木親子3人.jpg家族は近い存在である分、遠慮のない関係性という側面もあります。そのため、より自分特有のフィルターで物事を見てしまいがちになってはいないでしょうか? 子どもやパパのやることなすことについ小言を言ってしまったりしてはいませんか? そのような時は主観的な意見や推測であることが多いものです。他方でパパや子どもにも特有の見方や考え方がありますので、衝突を繰り返し、険悪な雰囲気になり、そういった積み重ねから夫婦・親子関係の破綻をきたす恐れもあります。まずは色々なものの見方や考え方の存在を認め、相手のものの見方に関心を持つことが大切です。具体的には、お互いのものの見方を話し、聴き合いましょう。ポイントは、見方や考え方を無理に一致させるのではなく、認め合うことです。

意見言葉として伝えよう

夫婦.jpg自分の考えをちゃんと言えること、自分の軸を持っていることが大切なように、自分特有の見方や考え方ももちろん大事なものです。そこで大切なのは人への伝え方です。ポイントは、「事実ではなく意見として伝える」ように心がけること。例えば、「~だ」のような言いきりの形では事実となり相手へ圧力をかけてしまうため、「これは私の考えなのだけど~」「私はこう思うのだけど~」というような前置きをしたり、「~と感じる」「~という考え方も一つだと思う」のように相手の気持ちにも配慮した上での自分の一意見として伝えましょう。

まとめ

今回は、「色々なものの見方・考え方の存在を認めること」をテーマに、パパやお子さんとのコミュニケーション法についてご紹介しました。

結婚生活を送る中で、時には離婚の文字が頭をよぎることもあるでしょう。そんな時、自分の負の感情は一度脇へ置き、家族との関わり方について少し立ち止まって考えてみませんか。全か無かではなく、複数の選択肢がきっとあるはずです。

 

《参考文献》勇気づけ勉強会ELM講座テキスト(有限会社ヒューマンギルド開発・非売品)

Mama's profile/プロフィール

いわもと くみこ

いわもと くみこ 【離婚カウンセラー/勇気づけ子育てコーチ】

記事テーマ

もしも離婚が頭によぎったら!? 「離婚で子どもを不幸せにしないためにママができること」

3組に1組が離婚をしている現代。日々の暮らしの中で、「離婚」の二文字が頭によぎった時にママたちへ読んでいただきたいコラムです。親の離婚によって子どもを不幸せにしないことを最終着地点として、「離婚が及ぼす子どもへのダメージ」「離婚を決断する前に自分ができる夫婦再構築の対処法」「それでも離婚となった場合の心構え」についてお伝えしていきます。

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