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離婚を考える前にやってみよう⑤「自分の感情との上手な付き合い方」/2019年9月

感情はわき起こるものではなく自分で作り出しているもの

ハート手.jpgのサムネール画像のサムネール画像つい感情的になってしまう、感情が抑えられない、などと感情は自然とわき起こり自分ではコントロールできないものと考えられがちですが、アドラー心理学の考え方では「感情は自分で作り出しているもの」と定義づけられており、したがって自分自身が感情を使って表現しているという考え方をします。今回は、自分の感情との上手な付き合い方、対応法についてご紹介していきます。

自分の感情を客観的にひも解こう

感情.jpgまず、感情には相手役(感情を向ける特定の人)と目的(感情を使って得たい成果)があることを認識することが第一歩です。「自分は今どんな気持ちなのだろう?」「どうしたいのだろう?」「誰にどうしてほしいのだろう?」と、感情をひも解き、客観的に見る練習を行うことにより、少しずつ自分の感情のコントロールができるようになります。ちなみに、感情の相手役は他者だけに限らず、自分自身の場合もあります。

感情の目的と根底

mom.jpgのサムネール画像例えば怒りの目的は「支配」「主導権争い」「正義感」などがあげられますが、その感情の根底には「不安」「さびしさ」「悲しみ」「心配」などの別の感情があるものです。その根底部分の感情を一時感情と言い、一時感情が満たされない場合に二次感情として「怒り」を使って対応すると考えます。もしも「怒り」の気持ちがわいてきた時、私は不安なのかな?悲しいのかな?心配なのかな?と自己点検をしてみましょう。まずは自分の一時感情を知ることが大切です。

感情の伝え方はアイメッセージで

夫婦.jpgのサムネール画像負の感情を感じたときにその感情をそのまま相手に伝えてしまうと、競合的になったり相手に不快感を与えてしまいます。そんな時こそアイメッセージ(私メッセージ)使ってみましょう。アイメッセージ(例:「私は~と思うのだけど・・」)にすることにより、相手を攻撃せずにやさしさをと思いやりの気持ちを添えて伝えることができます。

まとめ

今回は、「自分の感情との上手な付き合い方」をテーマに、パパやお子さんとのコミュニケーション法についてご紹介しました。

結婚生活を送る中で、時には離婚の文字が頭をよぎることもあるでしょう。そんな時、自分の負の感情は一度脇へ置き、家族との関わり方について少し立ち止まって考えてみませんか。全か無かではなく、複数の選択肢がきっとあるはずです。

 

《参考文献》勇気づけ勉強会ELM講座テキスト(有限会社ヒューマンギルド開発・非売品)/勇気づけリアル子育てコーチ養成講座テキスト(非売品)

Mama's profile/プロフィール

いわもと くみこ

いわもと くみこ 【離婚カウンセラー/勇気づけ子育てコーチ】

記事テーマ

もしも離婚が頭によぎったら!? 「離婚で子どもを不幸せにしないためにママができること」

3組に1組が離婚をしている現代。日々の暮らしの中で、「離婚」の二文字が頭によぎった時にママたちへ読んでいただきたいコラムです。親の離婚によって子どもを不幸せにしないことを最終着地点として、「離婚が及ぼす子どもへのダメージ」「離婚を決断する前に自分ができる夫婦再構築の対処法」「それでも離婚となった場合の心構え」についてお伝えしていきます。

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