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風邪の初期 発熱、嘔吐・下痢のホームケア

発熱、かぜ 子どもの病気 教えて!ドクター

(2007年 冬号 掲載)

私たち小児科医が夜間急病センターに出務していて、一番多い訴えが「発熱、嘔吐・下痢」です。しかし、夜間や休日にお子さまが急病になった時に保護者の方はあわてますよね。実際に診察に連れてこられても何を訴えてらっしゃるか、解らないときもあります。ここでは、急病時の家庭での対処の仕方や受診する目安についてまとめてみました。

発熱について

「発熱」というものは、私たちの身体自身が、ウイルスや細菌をやっつけようとしていて、その結果熱を出しているという正常な反応です。ですから、むやみに解熱剤を使って熱を下げる必要はありません。解熱剤は一時的に熱を下げる効果はありますが、熱の原因となっている病気を治す効果はありません!
熱の高さと病気の重さは、直接関係ありません。

熱が高くても、機嫌が良くて、食欲が落ちていなければ(水分がよく取れていれば)あわてる必要はありません。

熱があるときの対処は?
熱があるときは、水分を十分に与えましょう。水分としては湯冷ましや、お茶で良いでしょう。最近では幼児用のイオン飲料なども利用できます。アイスノンや氷枕・氷嚢などで身体を冷やしてあげましょう。おでこに張る冷却シートは食べたり、窒息の危険もありますので、乳幼児では使用しないようにしましょう。

急いで診察が必要なときはどんなとき?
次のような場合は、急いで診察を受けてください。
3ヵ月未満の乳児。
呼吸が苦しそうなとき。
5分以上けいれんが続いたり、意識がはっきりしないとき。
嘔吐や下痢が続き、かつ8時間以上おしっこが出ないとき。

熱性けいれんについて

熱性けいれんとは、38℃以上の発熱を起こしたときに、一時的に起こるけいれんや、それに引き続いて起こる意識障害のことを言います。熱の出始めに起こりやすく、乳幼児期にみられます。

けいれんが起こったら何をすればいいか
あわてないこと!落ち着いて、けいれんの状態や、持続時間などを確認してください。
着衣をゆるめて顔を横に向けましょう。もし嘔吐していたら口の周りを拭いて誤飲させないようにしましょう。
舌をかまないようにと物を口にくわえさせてはいけません。

 

佐守友仁(ともじ)先生

東京医科大学卒業。医学博士。東京医科大学小児科、大阪大学小児科を経て大阪府豊中市に佐守小児科を開設。
日本アレルギー学会専門医、小児科専門医、漢方専門医として、西洋医学に東洋医学を加味した診療が特徴。何でも相談できる「ナニワのおっちゃん先生」として奮闘中。

佐守友仁(ともじ)

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