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秋のカゼと気管支炎

教えて!ドクター

(2016年 秋号 掲載)

秋に流行する「カゼ」は?

暑い夏の時期に急に高熱が出る夏カゼがそろそろ終わり、虫の音が聞こえてくると、鼻水やゴホゴホと咳が出てくる「せきカゼ」が始まってきます。「カゼ」の流行は地域や通園施設によって異なりますが、「カゼ」のウイルスには旬があって、どの季節にどのような「カゼ」が流行っているのか、小児科医は目を光らせて診察しています。

一般的に冬にはインフルウイルス、ヒトメタニューモウイルス、春にはライノウイルス、パラインフルエンザウイルス3型、夏にヘルパンギーナ、手足口病、アデノウイルス、そして秋には、黄色いネバネバの鼻汁を起こしやすいライノウイルス、呼吸困難を伴いやすいRSウイルス、声枯れを伴い変な強い咳を出すパラインフルエンザウイルス2型などが主です。

ライノウイルス

ライノウイルスは「はなカゼ」「普通のカゼ」と呼ばれている、みなさんがイメージしやすい「カゼ」の代表選手です。春や秋に流行るウイルスの主な原因で、以前はA群、B群と合わせて100種類ちょっとでしたが、最近どんどん発見され、C群として、さらに60種類以上が加わりました。鼻水、黄色い鼻垂れ、咳や微熱などの比較的軽めの症状です。ところが、中には気管支炎や、喘息の発作を起す代表的な犯人であることも最近になって分かってきました。3か月以下の乳児の無呼吸発作や、5歳以上の気管支炎、肺炎の一番多い原因ウイルスでした。アレルギー鼻炎や、喘息のあるお子さんでは、鼻炎や喘息の増悪をさせたりして、厄介です。種類も多いので何回も罹っては、子どもを困らせます。

RSウイルス

乳幼児の晩秋でよくみられる「せきカゼ」「ぜいぜいカゼ」はRSウイルスが原因です。このRSウイルスは2歳までに乳幼児の100%が感染し、何回も繰り返し感染すると言われています。特に、乳児では、咳やゼイゼイが激しい上に、発熱も長く続くことも多いことから、重症化しやすく、呼吸困難で入院になる赤ちゃんも少なくありません。ときどき、乳児喘息と診断されてアレルギーの治療を受けたりします。しかし、細気管支炎という病気ですから、アレルギーではありません。残念ながら、特別な治療法はありませんが、ネバネバの鼻水が詰まっていて、ゼコゼコと咳がひどくなることが多いので、1日何回でも、鼻の吸引をしてあげるといいでしょう。診断のための、RSウイルス検査がありますが、保険診療では入院中または、1歳未満のお子さんだけが検査の対象です。

パラインフルエンザウイルス2型は変な激しい咳(オットセイが吠えているような)を起こしてきます。気管支炎ではなく、クループ(喉頭蓋炎)と言います。

小児の喘息(ぜんそく)

話が逸れますが、小児の喘息には、3種類あるのをご存知でしょうか? ライノウイルスなどの鼻カゼで、鼻水が上咽頭に溜まったとき、乳児では気管が柔らかくてすぐ潰れやすいので喘鳴がでます。これを「一過性喘鳴」と言います。また乳児から幼児の3歳頃までにRSウイルスのように細気管支炎を起こすような「ぜいぜいカゼ」を「非アトピー喘鳴」と呼びます。本当のアレルギー体質でハウスダスト、ダニなどから喘鳴を起こす「アトピー喘鳴」は、4~5歳頃から増えてきます。

小児喘息は大人になると治るといわれているのは、このアレルギーと別の原因で喘鳴を起こす、「一過性喘鳴」「非アトピー喘鳴」だからです。

秋はアレルギーの原因になる、ダニの死骸やハウスダストが増える時期でもあります。こまめに部屋や布団のお掃除をしましょう。

これらライノウイルス、RSウイルス、パラインフルエンザウイルスはワクチンも無く、何回も感染する可能性があります。予防は、手洗い、うがいを欠かさず、マスクの使用、咳エチケットを守り、人込みを避けるのが基本です。乳幼児が発熱とともに咳き込みで息苦しそうにしていたら早めの受診をしてください。

[画像の拡大]

 

柴田雄介先生

柴田小児科医院(東京都台東区)院長。帝京大学医学部卒。医学博士。順天堂大学医学部小児科学講座 非常勤助教。趣味は、スキー、水泳、自転車、音楽(アメリカンミュージックとちょっとだけオペラ・オペレッタ)。

柴田雄介

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