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アレルギーと上手につき合おう!

アレルギー 子どもの病気 教えて!ドクター

(2017年 秋号 掲載)

日常の診療で特に多いと感じる子どものアレルギー疾患は、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、じんましん、ぜんそく、花粉症などです。

アレルギーとは

アレルギーとは、体に「なじまないもの」に対して、「ひょっとしたら有害かもしれないぞ」と警戒する反応であり、同時に、体に入った「なじまないもの」を外に追い出そうとする反応です。すなわち、かゆみ、咳、鼻水、くしゃみ、嘔吐、下痢など不快な症状を出すことによって、人をそのものから遠ざけるようにさせ、また、その症状自体が体に入ってしまったものを外に出す働きをします。言い換えると、なじんだ食物や生活環境の中で、人が安全に暮らすための自己防衛反応です。アレルギー体質の人では、その反応がエスカレートして、本来は拒絶しないでよいものまでを異常なほど強く拒絶しようとし、病的な症状を出してしまいます。

アレルギーの増加

なぜアレルギー疾患が増えるのでしょうか。一言で言うと、現代社会では、身のまわりに「なじまないもの」が増え、「なじんできたもの」が減って、体調を整えにくくなっているからです。すなわち、空気や水や土壌など生活環境中の新たな化学物質が増え、食物、花粉、ハウスダストなどがそれらと混じり合っています。また、日本人の体になじまない洋食や食品添加物をとる機会が増え、なじんできたビタミン、必須ミネラル、繊維分たっぷりの野菜や魚を中心とした薄味の和食をとる機会が減っています。従来の和食は食材そのものがアレルギーを起こしにくいだけでなく、体調を整えるので、その結果として、アレルギーが起こりにくくなります。また、ストレスが増え、十分な休息、睡眠がとれずに心の状態が悪化すると、アレルギーが起こりやすくなります。

アレルギーを克服する

アレルギー体質は生まれ持ったものであり、根治させることはできません。ある意味で体に必要な反応だからです。アレルギーを起こすものが分かっていれば、まずそれを避けることが一番です。そして、食事や生活環境に気をつけ、十分な休息と睡眠をとって体調を整えると、症状が出にくくなります。もし、症状が出てしまったら、薬を使って症状をコントロールしてください。時には薬を使って症状を抑えないと、どんどん状態が悪化してしまうことがあります。また、症状を起こすものを水でうすめたり、加熱や発酵によって加工して取り入れていると、体が拒否反応を起こさなくなることがわかっています。その現象を利用して、スギ花粉やダニアレルギーの舌下免疫療法が始まりました。うすめたスギ花粉やダニの抗原を毎日なめることで、アレルギーを起こさなくするのです。食物アレルギーに関しても、その食材を完全に除去するのではなく、症状を起こさない量や調理法で少しずつ体に慣れさせると、最終的に拒否反応を起こすことなく食べられるようになります。また最近、同じものが体に入っても、入り方が普通と違うとアレルギーを起こすことがわかってきました。例えば、食物は口から入り消化管を通って体に吸収されると栄養となるのですが、それが皮膚や気道から吸収されると、体が「なじまないもの」と認識してしまい、やがては口から入ってもアレルギーを起こします。食物アレルギーの発症を防ぐには、いつも皮膚や気道をよい状態にしておくことが大切だとわかります。以上のことに気をつけていると、成長とともにアレルギーを克服できるケースがほとんどですので、希望をもって生活しましょう。

アレルギーを利用する

アレルギーを病気とだけとらえると不快で、何とか治したいと思うでしょうが、時にはそのアラームに耳を傾けてみてはいかがでしょうか。アレルギーは、体に合うものと合わないものを教えてくれます。アレルギー体質でない人でも、アレルギー体質の子どもが症状を出すものを避けていると、自然と体に悪いものを避け、体によいものだけを取り入れることになり、結果的に健康になれます。それは一歩進んで、カゼなどの感染症やガン、高血圧、糖尿病などの生活習慣病の予防につながるのです。

 

山手智夫先生

やまて小児科・アレルギー科(山口県光市)院長。医学博士、小児科専門医。岡山大学医学部卒業。因島総合病院小児科医長、新居浜十全総合病院小児科部長、香川県立中央病院小児科医長等を経て、平成16年に開業。我が子の食物アレルギー、アトピー性皮膚炎の治療からヒントを得て、できる限り自然治癒力を引き出し、さらには病気にならないようにする医療を目指しています。
http://www2.ocn.ne.jp/~toyamate(やまて小児科で検索可)

山手智夫

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