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乳幼児の食物アレルギーについて、知っておきたいこと

アレルギー 子どもの病気 教えて!ドクター

(2018年 秋号 掲載)

食物アレルギーについて、新しいことが分かってきました。常識だったことが、非常識となるのでご注意ください。食物アレルギーの疑いがあれば、可能なら食物アレルギーに詳しい医師に相談してください。乳児の食物アレルギーの原因のほとんどは、卵・牛乳・小麦で、1歳以降でイクラが多くなり、ピーナッツやナッツ類も増えます。

食物アレルギーに関係する言葉

特定の食品に対してIgE抗体ができ、検査で陽性になった状態を「感作」と呼び、特定の食品を「アレルゲン」と言います。アレルゲンを食べたり接触して症状が出たら、「アレルギー反応」が起きたと呼び、「食物アレルギー」になったと言います。危険な強い症状を「アナフィラキシー」と理解してください。

食物アレルギーの予防

9割の赤ちゃんの食物アレルギーは、湿疹から食品のアレルゲンが侵入して感作が成立するので、湿疹の予防と早期治療が重要です。

食物アレルギーの治療

【Q】食物アレルギーの治療法は除去すれば治りますか?

【A】鶏卵・牛乳・小麦アレルギーは、3歳までに自然治癒することが多いものの、3歳を越すと治りにくく、6歳になると自然治癒しなくなります。徹底的な除去によるためか、過敏性が増していく子さえいます。

以前、食物経口負荷試験※は3歳以降に行われましたが、乳児期・幼児期前半に負荷試験を行い、解除を早くする病院が増えています。

家庭では最低限の除去、園では安全確保のため「除去する」か、「しないか」の2択が基本です。

※食物経口負荷試験は、診断・安全に食べられる量の確認・治癒の確認などを目的に、アレルギーの原因となる食物や疑われる食品を、病院の外来や入院で1回または複数回に分けて、症状の有無を確認する検査です。

症状と食物アレルギー

【Q】じんましんが起こりますが、原因は食物アレルギーですか?

【A】じんましんの多くは、アレルギーと関係なく起こりますが、乳児では食物アレルギーによることが比較的多いので注意が必要です。特定の食品を摂取後2時間以内に起こることがほとんどです。

【Q】湿疹がありますが、原因は食物アレルギーですか?

【A】1歳以上になってから出てきた湿疹やアトピー性皮膚炎は、食物アレルギーが原因ではありません。乳児のアトピー性皮膚炎で検査をすると、卵や牛乳に対するIgE抗体が高頻度に陽性になるので、以前はアトピー性皮膚炎の原因が食物アレルギーと考えられていましたが、今は乳児期の湿疹やアトピー性皮膚炎が食物アレルギーの引き金になることが分かりました。

離乳食と食物アレルギー

【Q】離乳食を遅く始めた方が、食物アレルギーを予防できますか?

【A】最近の研究では、卵を食べ始める時期を遅くすると、かえって卵アレルギーになりやすいことが分かりました。牛乳・小麦・大豆でも意図的に遅く開始する必要はありません。

【Q】湿疹がひどいので、離乳食を始める時の注意はありますか?

【A】赤ちゃんが湿疹やアトピー性皮膚炎になると、重いほど食物アレルギーになりやすいことが分かりました。このようなハイリスクの赤ちゃんは、離乳食を遅くしても食物アレルギーを予防できませんが、すでに湿疹部位を通して感作されて症状が出やすい状態のことがあります。医師と相談しながら離乳食を進めてください。一 律に予防的除去はしないでください。

【Q】湿疹はありませんが、親がアレルギー体質で花粉症などがあります。

【A】ハイリスクではありませんが、卵は卵白に症状を起こす力(抗原性)が高く、加熱により低くなります。鶏卵は火をよく通した卵黄から始め十分に食べられてから全卵耳かき1杯程度から始めます。牛乳や小麦粉は加熱による抗原性の低下はありませんので、少量から始めるのが 一 般的です。パンは小麦と乳成分が両方あるので、そう麺など麺類から始めます。なお、ミルクを普通に飲めている赤ちゃんは、牛乳アレルギーを心配する必要はありません。

【Q】湿疹もなく、家族に花粉症などのアレルギー体質の人もいません。

【A】一般的な離乳食の進め方で結構です。

 

松本勉先生

まつもと小児・アレルギークリニック(東京都八王子市)院長。昭和大学医学部卒業、同大学病院小児科医局長・講師、多摩南部地域病院小児科医長を経て、平成13年2月より八王子市にて開業。日本小児科学会専門医、日本アレルギー学会専門医。趣味は40の手習いで下手な横好きのテニス。ただ最近、故障しがちなため精神と肉体との会話が課題(昔の言い方だと、年寄りの冷や水に注意)。

松本勉

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