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子どもの歯が生えたら考えたい歯並びと悪習癖

子どもの病気 教えて!ドクター

(2022年 春号 掲載)

近年「歯並びが気になる子」が増えてきています。その原因は、食生活や生活様式の変化によって子どもの顎が小さくなっているためです。しかし、子どもの歯並びや噛み合わせは、子どもの発達に大きく影響すると言われています。

そこで注目されているのが「小児矯正」です。小児矯正は言葉のとおり、子どものうちにする歯の矯正のことで、6歳から12歳の間にする矯正を「1期矯正」、13歳以降に行う矯正を「2期矯正」と言います。

小児矯正の目的は、主に顎を広くしたり噛み合わせを直したりすることです。そうすることで将来生えてくる歯並びが自然と綺麗になるといわれています。

なぜ、子どものうちから
矯正が必要なの?

子どものうちから矯正を考えるべき理由は主に以下3点になります。
❶子どものうちの方が治療しやすい
❷子どもの健康な発達につながる
❸大人になってからのメリットが大きい

以下で詳しく説明します。

❶子どものうちの方が治療しやすい

子どものうちの矯正治療は、子どもの骨格の成長に合わせて治療をすることが可能です。そのため、大人と比べて歯が動きやすく、痛みが少ないケースも多いようです。また、一般的に子どもの矯正費用は、大人の矯正費用の半分程度で設定されていることがほとんどです。経済的な面でも子どものうちの方が負担が少ないのも特徴です。

❷子どもの健康な発達につながる

子どものうちから矯正を始めると歯並びとともに「噛み合わせ」が改善され、食事の際にしっかりと「噛む」ことができるようになります。噛むことで顔周りの筋力の発達にも繋がりますし、消化器官への負担も減ります。逆に歯並びを悪い状態で放置しておくと、顎の骨格がどんどんずれていってしまい、将来的には頭痛や腰痛などを引き起こしてしまう可能性が高まるのです。

❸大人になってからのメリットが大きい

子どものうちに矯正治療をしておくと、大人になってから様々なメリットがあります。一番のメリットは「抜歯する可能性が低くなる」ことと言われています。その理由は、早い段階で矯正をすれば歯が生えるスペースが確保されるからです。その他にも、歯並びがキレイになると自信を持って笑える・発音や滑舌が良くなる・むし歯になりにくくなる、などのメリットもあります。矯正治療中は、器具の見た目が気になる・むし歯のリスクが高くなるなどのデメリットもありますので、しっかりとケアしてくれる歯医者さんを選ぶことが大切です。

どんな状態であれば
矯正をした方がいいのか?

子どものうちの矯正治療のメリットが分かったところで、次はどんな状態であれば矯正をしたほうが良いのかを説明します。一番わかりやすいのは「歯並びが悪い」状態です。歯並びが悪い場合は、上顎や下顎が小さく、歯が並ぶスペースがない場合が考えられるので、大人になってからも同じく歯並びが悪くなる可能性が高まります。

また「口呼吸」をしている状態のお子さんも矯正が必要な場合があります。その理由は、口呼吸は歯並びと密接な関係があるため、口呼吸をしているということは歯並びが悪い可能性が高いということだからです。口呼吸は鼻呼吸よりも細菌が入りやすく、虫歯になりやすいというリスクがあるので、矯正をすることで早めに改善しておきたいです。

歯並びに良くないクセは?

いくら歯並びを気にしていても、歯並びに悪影響を与えるクセをしていると悪化する場合があります。例えば、頬杖をつく・舌で前歯を押す・悪い姿勢をするクセなどです。これらのクセは早い時期に改善しなければ、歯並びが悪化してしまいます。

実は、矯正治療にはこれらの悪習癖の改善効果や、子どもの正しい成長を促す「機能矯正」という種類もあります。お子さんのクセや歯並びが気になる方は、一度歯医者さんに相談してみましょう。

 

福泉真帆先生

いずみ歯科クリニック(福岡県北九州市)院長。歯学博士。九州歯科大学歯学部 卒業。九州歯科大学大学院 歯学研究科 修了。福岡県、東京都の歯科医院勤務を経て、2016年に開業。自身も子育てを経験し、多くのママと子どもから頼られる地域密着型のホームドクター。

福泉真帆

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