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しぶとい汚れに。パワーアップ!汚れ落とし/2014年12月

しぶとい汚れも、

以前の記事、お掃除を楽しくする方法で、「汚れのレベルを、見極める」ことを、お伝えしました。

強力な洗剤と力さえあれば、しぶとい汚れでも、力任せに落とすことができます。そうはいっても、家庭での毎日のお掃除ですから、出来るだけ環境に負荷の少ない方法で、また、出来るだけ力をかけずに楽にお掃除することができた方が、良いですよね。

今回は、汚れがひどくしぶとい時に、洗剤や道具を効果的に使用する方法を、お伝えします。

時間の力を借りる

洗剤は、汚れと反応して効果を上げるまでには、一定の時間が必要です。洗剤を吹きかけてすぐに、ごしごしこすっても、洗剤の効果はあまり期待できません。

洗剤は、塗り付けてすぐに拭き取るのではなくて、汚れがしっかりと浮き上がるまで待つことで、効果をアップさせることができます。目安としては、拭き掃除で1分、浸け置きで最低10分。汚れと洗剤が反応するまで待ってみてください。

洗剤が流れ落ちたり、蒸発してしまうような場合は、湿布をします。湿布のやり方は、キッチンペーパーがひたひたになるくらい洗剤に浸し、そのまま汚れに貼り付けておきます。こうすることで、汚れと洗剤がしっかりと密着したままの状態を保つことができます。キッチンペーパーの上からラップをかけると、洗剤の蒸発を防ぐことができます。

タイルの目地のカビ汚れ、風呂扉レールの黒ずみ、トイレの尿染み、鏡のウロコのようなしぶとい汚れに効果的です。

浸け置きした後は、しっかりと汚れを洗い流してください。また、洗剤の効果が高まることによって素材を傷めることもありますので、注意してください。

温度の力を借りる

食後の片付けの際、食器を水で洗うよりもお湯で洗った方が汚れ落ちがよいことは、経験として実感されている方も多いと思います。その理由は、油の融点が、水よりも高いためです。冷たい水だと油が固形化してしまい、汚れが落ちにくいのです。

具体的には、食卓を拭くときにお湯で絞った布巾で拭くと、水で絞るよりも汚れは落ちやすくなります。

また、電子レンジで濡れ布巾を加熱し、扉を開けずにそのまましばらく置くことでレンジ庫内の汚れを浮かして落としやすくすることもできます。庫内が熱いうちに加熱した布巾で汚れを拭き取ります。

調理直後の調理器具は高温ですから、汚れ落としには最も適しています。調理後すぐにガステーブルを拭き取る、フライパンは熱いうちに洗う、といったことで汚れレベルがアップすることを防ぐこともできます。

浸け置き

温度と時間の両方の力を借りられるのが、浸け置きです。

40~60度くらいのお湯に洗剤を溶かして、その中に汚れたものをひたし、20~30分そのままにしておきます。高温の洗浄液の中に、時間をかけておくことで、効果的に汚れを落とすことができます。

浸け置きには、シンクや洗い桶を利用しても良いですが、浮き出た汚れによる浸け置き容器の再汚染に注意してください。浸け置き容器が汚れることが心配でしたら、厚手のビニール袋で代用することもできます。段ボールやプラスチックケースに浸け置きビニールを入れると、洗浄液がこぼれにくくなります。発泡スチロールやクーラーボックスを利用すると、お湯が冷めにくいのでより効果的です。

換気扇の部品や、ガステーブルの五徳、オーブントースターの焼き網等、取り外せる部品が浸け置きできます。

Mama's profile/プロフィール

高麗 朋子

高麗 朋子 【1級家事セラピスト/整理収納清掃コーディネーター】

記事テーマ

家事から、ママが輝く・家族が笑顔になる!

掃除や片付けって、苦手な方が多いです。でもね、ちょっとしたコツを知るだけで、負担を減らすことができるんです!片付いた部屋では、ママの家事がはかどり、パパや子どもも、お手伝いがしやすくなります。ママの笑顔は、家族の笑顔。私たちの、最も身近にある「暮らし」に目を向けて、ママが輝き、家族が笑う、『暮らしやすく』のコツをお伝えします!

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