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育児のルーツ、子ども時代を振り返る/2012年8月

ママの夏休みの課題!?

夏休み。かえって大忙し、というママも多いことでしょうね。我が家の末っ子小学4年生は、ほぼ手がかからなくなりました。子育てって本当に時期がくると必要なものが変化するのだと実感しています。今年から学童クラブもなくなり、毎日気ままに過ごしています。プール検定も着々と進級し、宿題の進め方を見ていても、母親である私とは本当に違うところが多くて興味深いです。私から生まれて私が育てていても、違う個性を持った別人なんですよね。

夏は、なんだか自分の子どもの頃の記憶を呼び覚まされます。帰省のシーズンでもあるので今回は、育児のルーツとなる自分自身の子どもの頃のことを一緒に思い出してみましょう。
ママの毎年の夏休みの恒例課題として、子どもと同じ年の夏を思い出す時間をとるのをおススメしたいです!
当たり前にあったもの

子ども時代、あなたの育った家庭に、当たり前にあったものはなんでしょう。

会話、あたたかさ、安心、おいしいごはん…当たり前にあったものって、あえて挙げるのが難しかったりもします。

そして、ないところには、本当にないのです。ないかもしれない家庭、国、時代を想像しながらたくさん書き出してみましょう。

書き出してみると子どもの頃には気づかなかったことに、あらためて気づくかもしれません。心の中に、じんわりと懐かしさやあたたかさ、そして幸福だった子ども時代が終わったことのしずかな哀しさがわいてくるかもしれません。
当たり前にあったものたちを提供してくれていた構成員=親を始めとする家族や、それを囲む近所の人々などにあらためて感謝がわいてきたら、実際に帰省の際に感謝を伝えることができたら素敵ですね。
もう会えない人ならば、その話をぜひ、お子さんやパートナーとしてみてくださいね。
欲しかったものは何ですか?

今度は、子ども時代に、あなたの育った家庭にはなくて、とても欲しかったものはなんでしょう。

さっき挙げた、会話、あたたかさ、安心などがなかったかもしれません。

秩序はあったけど自由がなかった、などあったものとは共存の難しい要素が思い浮かぶ場合もありますね。

また、家族の変化によって、ある時期からなくなってしまったものもあるでしょう。
私は、会話やユーモアのある家庭で育ちました。でも両親の離婚にさしかかる頃には、あったはずのそれらが消えていたことを覚えています。辛い時、私の気持ちを本当の意味で耳を傾けて聴いてくれる、余裕のある人はいませんでした。
また、行動規範やルールの多くは、ほぼトップダウン形式で親の一存で決まっていたので、悔しい想いをすることが何度もありました。「尊重」や「多様性」を認めてもらえることを欲していました。思えば、これが今の私のライフワークである、コミュニケーション講座やカウンセリングの原動力になっています。
当時なかったもの、とても欲しかったものが、現在の人生の力になっているのですから、これもまた「与えらえたギフト」なのだなあと思います。
そう考えると、「すべてを与えなくてもいい」と少し気が楽にもなります。
意識して手渡す

当たり前にあったもの、とても欲しかったけど得られなかったもの。それぞれ思い出したら、あらためて、今、自分の子どもたちに、何を手渡したいかを考えてみましょう。

パートナーと、お互いの育った家庭を理解しながら話し合うのもとってもおすすめです。それぞれに、生きてきた歴史ごといとおしむことができたらいいですね。

当たり前にあったもの、今も家族に提供したいですか? していますか?
欲しかったもの、今の家族には提供したいですか? していますか?
大切なのは「できているか」でなく「したいかどうか」と「しようとしているか」の確認です。無意識にやっていることも、こうして選び直すことで、より生きたかった人生を自分自身でクリエイトしていけることを実感してくださいね。
意識して選んだことを果たせている時には、なんとなくやっている時よりも大きな喜びと達成感、充実感を感じられます。
子育ては、結果のわからないことを日々積み重ねる作業です。
その中で、ちゃんとできているかの結果主義では、気が遠くなるほど先まで気が抜けないですよね。
自分自身が志向するほうへ、行動しようとしているかをみる、経過主義の視点でいきましょう!
一番伝えたいこと

私が育児の中で子どもたちに伝わるといいなと思っていることがあります。

「あなたも、自分の家庭を、人生を、自分の意志でクリエイトすればいいんだよ」ということです。
私たち親が提供しているものの中には、子どもたちには気に入らないものや、足りないものもいっぱいあるでしょう。でも、それでいいのだと思います。
この子ども時代を土台に、大人になった彼ら・彼女たちが本当に自由に自分の人生を生きて行ってほしいなあ、と心から願っています。
自分の人生の舵をとり、楽しんで生きていける力を育みたい。それにはまず大人である私たちが、自由に幸せに生きる一見本でありたいと思います!

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ブライト・リスニングの体験会を行っています。
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Mama's profile/プロフィール

高橋 ライチ

高橋 ライチ 【コミュニケーション・カウンセラー】

記事テーマ

「ココロを育てる 聴き方・伝え方♪」

子どもたちには、幸せになって欲しい!ママたちの共通の願いですね。豊かなココロを育て、人とつながる「コミュニケーション力」を育み、社会へ送り出しましょう。ブライト・コミュニケーションを実践していくと、ママの人間関係もぐっとラクに楽しくなりますよ。

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