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使える英語/2013年7月

『英語』の解釈

お子様に英語を習得して欲しいと願っている保護者の皆様、みなさんが習得して欲しいと願っている『英語』って何ですか? この『英語』の解釈、人によって大きく異なると思います。TOEICで高得点がとれる英語、奇麗な文法の英語、ハリウッド映画を日本語字幕なしで聞き取れる英語、将来の仕事で海外からのお客様をおもてなしできる英語、英語の書物が読める英語など色々ありますね。私が目指す、そして子どもたちに目指して欲しい英語は『使える英語』です。

私が考える『使える英語』とは

私が考える『使える英語』とは、外国の方とコミュニケーションをとる際に実際に使える英語のこと。そして『使える英語』の最低条件は以下の2つだと思っています。

 

  • 実践できる英語:テストの紙の上だけでなく、実際に使える英語のこと。どんなにテストの点が良くても実践できない人が多くいます。どんなに勉強しても、必要なときに使えなければ意味がありません。文法や単語をインプットするだけでなく、インプットしたことを適切な場所と状況でアウトプットできるような英語学習が大切です。学んだ英語を実践できてはじめて、本当に『学んだ』と言えるのです。

 

  • 伝わる英語:相手に言っていることが伝わる英語でなければなりません。文法がしっかりした文章でも、文化理解、正しい発音やリズム、慣用句表現の知識などが無ければ、相手に思いが伝わらず、ミスコミュニケーションを起こしてしまいます。また、少しくらい文法が崩れていても意図が通じることは多くあるものです。例えば、どんな家に住んでいるかを説明する際に、日本人で“I live in a mansion in Tokyo.(私は東京のマンションに住んでいます。)”という人がいます。しかし、日本のマンションとアメリカのマンションはまったく違うもの。アメリカでマンションと言うと、ハリウッドスターが住んでいるような豪邸のことを指すのです。このような英語だと、まったく違う意味で理解されてしまうため、相手に意図が伝わらない英語となってしまいます。伝わる英語を身につけるためには、英語の参考書とにらめっこしているだけではだめなのです。
問いかけることのの重要性

どんな英語を目指すかを考えることは大事なことです。『英語』とひとまとめに言っても、人によって定義が異なります。保護者の皆様、英会話教室の先生、そして学校の先生、みなさんどんな『英語』を目標に子どもたちに指導、サポートしているのでしょうか? 私が目指している使える『英語』の習得度は、英検や学校のテストで判断するのは難しいと思います。どんな英語を子どもたちが学んでいるのか、そして何を基準に評価がなされているのか、一度しっかりと考えてみて下さい。先生から提示された評価が悪くても、お子様は実際には大きく成長している場合だってあるのです。先生がどんな英語を目標に指導しているのか、どのような評価方法を取り入れているのか、沢山質問してお互いの理解を深めるべきだと思います。『英語』を同じように定義する先生を見つけ、協力し合ってお子様の英語学習に取り組みましょう。

Information/お知らせ

週1回の北米オンライン留学|メイズラーニングの詳細は→https://www.maislearning.com/

またInstagramでも、お子さまの英語学習に役立つ情報を配信しています→https://www.instagram.com/maislearning_official/

Mama's profile/プロフィール

バーコム 麻衣子

バーコム 麻衣子 【週1回の北米オンライン留学『MAIS LEARNING』主宰】

記事テーマ

親子で広げる『英語の世界』~子どもの英語教育に大事なこと~

学校の英語の成績は『5』、だけど実際には英語が使えない。--どうして? 英語が話せて当然の時代を直前に、子どもの英語教育への興味は増す一方、不安や疑問も多いですよね。英語教育への理解を深め、将来本当に使える英語習得のためのポイントを、一人のママとして、英語講師として、お伝えします。お家で楽しく英語を学ぶアイディアも盛り沢山。

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