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9月に読みたい絵本☆お月見☆敬老の日/2014年9月

9月に入りました 今回のテーマについて

暑い8月を乗り越えて、9月に入りました。立秋はとうにすぎたものの、まだまだ残暑が厳しいですね。園や学校はまた新しい学期を迎え、子どもたちは元気に登園登校していることと思います!

9月になると、お月見や敬老の日などがあります。今回はこの二つにテーマをしぼって、いくつか絵本をご紹介します。長い休み明けは何かと疲れやすく、集中力も続かないものです。無理のない範囲で読み聞かせ&読書を楽しんでください☆

十五夜

そもそも、お月見をする「十五夜」とはなんでしょう。お月見をする日は、旧暦の8月15日と9月13日をさすようですが、昔のこよみと現在では日にちが違います。2014年で調べましたら、今年は十五夜が9月8日、十三夜が10月6日とのことでした。

もとは奈良~平安時代にかけて中国から入ってきた風習ですが、秋の収穫の成功を願い&多くの実りに感謝する行事だったようです。満月のお月様に、この年の豊作をお祈りし、お団子、里芋、ススキなどをおそなえします。後でいただく美味しいお団子を楽しみに、家族みんなでゆったり夜空を見上げたいですね。

14ひきのおつきみ

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14ひきのおつきみ  

いわむらかずお

1988年

童心社

1296円

 

いわずとしれた、いわむら先生の大人気14ひきシリーズのうちの1冊です。このシリーズでは、10匹の兄弟と、その両親と祖父母、全部で14匹のネズミたちが主役です。

 

ページいっぱいに、大きな太い木の幹。普段はこの木のふもとにある家で、14ひきは暮らしています。枝から吊るされた小さな籠の中には、一匹の幼いねずみが入り、籠は引っ張られて、どんどんのぼっていきます。幹からそり出た枝の上で待っていたのは、お姉ちゃんとお兄ちゃん。ここからはハシゴでのぼるよ!ねずみたちは、枝と枝とをむすぶ細いハシゴを使って、更に上の枝で待つ、兄弟のもとへと進みます。

はっぱがさらさら・・・かぜがとおりぬけていきます。兄弟たちは、木の枝が細くなるまで登って、何をしようって・・・・そう、おつきみの準備です。木に住む虫たちも、そわそわのぼってきましたよ。少しふちの色が変わり始めている葉の中で、一生懸命準備をする兄弟たち。

家族がそろい、夕日が落ちるあたりから・・・一家の嬉しそうな表情が見え隠れし始めます移りゆく時間が、14ひきを美しい色に染めていきます。そして、夜、そこに現れたお月さまは・・・

 

みんなで一生懸命準備した一日。 目の前には、息をのむお月さまの姿。楽しく、やさしいぬくもりが感じられる、とっておきのお月見です。

ぼく、お月さまとはなしたよ

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ぼく、お月さまと はなしたよ  

フランク・アッシュ えとぶん 

山口文生 やく

1985年

評論社

1296円

 

ある夜のこと、 クマくんはお月さまを見上げて、 考えた。お月さまに、 たんじょう日のおくりものをあげたいな。でも、お月さまのたんじょう日って、いつだろう。

 

そこで、クマくんは木に登って お月さまに話しかけはじめました。

こんばんは、お月さま! しかし、お月さまは答えません・・・

そうか!  ちょっと遠すぎたから、聞こえなかったのかな。そこで、クマくんは、川をわたり・・・ 森をぬけ・・・ 山のちょうじょうにのぼって・・・

こんばんは!   「こんばんは」

わぁ!  ぼく、お月さまとおはなししてる。

クマくんは大喜びです。クマくんは、さっそくお月さまにたんじょう日をたずねました。

 

ここから、クマくんとお月さまの会話が始まります。山に跳ね返った自分の声とは気が付かず、クマくんは、楽しく楽しくおしゃべりします。そして、ほしいものを聞いたクマくんは・・・

 

あこがれのお月さまとのおしゃべりは、どこまでも優しく、どこまでも特別なものです。せっかく美しいお月さまが現れたならば、すこしお話をしてみるのも、いいかもしれません。

敬老の日

敬老の日とは、1965年に制定された国民の休日です。「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日」と、法律で定められているのです。9月の第三月曜日と定められていますので、今年の敬老の日は、9月15日です。

 

みんなは、おとうさんやおかあさんから、生まれてきました。その、おとうさんやおかあさんにも、もちろん、みんなと同じように「おとうさん」と「おかあさん」がいます。そう、みんなの「おじいちゃん」や「おばあちゃん」ですね。その、おじいちゃんやおばあちゃんにも、もちろん!「おとうさん」や「おかあさん」がいます。みんなからみると・・・「ひいおじいちゃん」に「ひいおばあちゃん」です。

 

大切に大切に、受け継がれてきた命。命を生み出して、ぼくやわたしたちにつないでくれた、おじいちゃんやおばあちゃんたち。感謝したいですね。

 

人は歳をとりますから、もうひいおじいちゃんやひいおばあちゃんには会えない人は多いと思いますが・・・次に紹介する絵本では、不思議なことがおこりますよ。

おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん

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おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん  

長谷川義史

2000年

BL出版

1512円

 

9月15日は敬老の日ですね。おとうさんおかあさん、そしておじいちゃんやおばあちゃんがいたから、今のぼくやわたしが生まれました。

 

うん、ぼくは、おとうさんやおじいちゃんは知っているけれど・・・おじいちゃんやおばあちゃんにも、おとうさんや、おかあさんやおじいちゃんやおばあちゃんはいたのかな・・・?5さいの「ぼく」は、ある時考えた「おじいちゃん、おじいちゃんのおとうさんてどんなひとなの・・・?」

えっ  わしの おとうさん・・・?

 

おじいちゃんはきちんと答えてくれました。「ぼく」のひいおじいちゃん、がそこにはいます。帽子をかぶり、メガネをかけて、スーツに、手には杖と雑誌を一冊・・・「ぼく」のおじいちゃんは、ひいひいおじいちゃんを教えてくれました。「ねえ ひいひいおじいちゃん、  ひいひいおじいちゃんのおとうさんは どんなひと?」

 

いつの間にか、「ぼく」はひいひいおじいちゃんと喫茶店にいました。するとそこに、ひげをはやし、着物をきたひいひいひい・・・

 

ひいひいひいひいひいひい・・・とさかのぼっていく中で、その時代によって、人々の着るものや建物、そして生活の様子がどんどんと変わっていきます。時代ごとの細かい変化もしっかりと描かれていて、ページを読み進めるたびに色々な発見をします

ついには、

ひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひい・・・・・・・・

いったい、どこにたどり着くのでしょうか?

 

一人だって欠けたら、今の「ぼく」や「わたし」は生まれないのです。いつもいつも、ありがとう。

Information/お知らせ

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☆お知らせ☆

 

画家の先生方がお集まりになって、合同の展覧会が開かれます。

私の創作したおはなしに、内海ひろし先生が絵を描いてくださいました。

お近くにお寄りの際は、ぜひごらんください!

 

『来て見て、画ッ展!~創作話と童画の世界~』

画家:内海ひろし、おおくぼヒロアキ、かさいまり、河野あさ子、篠原良隆、中沢正人

日時:2014年9月17日(水)~22日(月)

    11時~19時(最終日は17時まで)

場所: JR原宿駅 積雲画廊 http://www.sekiungarou.com/

渋谷区神宮前1-19-14 サンキュウビル1F

 

会期中、不定期に私も顔を出します!多くの皆様のご来場をお待ちしております。

Mama's profile/プロフィール

茂木 亜希子

茂木 亜希子 ー絵本ナビゲーター・保育士・司会ー

記事テーマ

親子で読みたい愛される絵本たち

何気なく手に取った絵本が、子どもの心をつかみ、大人の私たちの心をも揺さぶることがあります。読み語られる一冊一冊を通して、子どもが体験する世界は広がり、その体験をもとに想像力も豊かに育ってゆきます。昔から読み継がれてきた絵本、ユニークで不思議な絵本、心に響くあたたかい絵本、今読みたい旬の絵本など、愛される絵本を様々ご紹介していきます。

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