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回転食ってどんなものですか? 選択回転食の進め方と「こつ」

アレルギー 子どもの病気 教えて!ドクター

(2009年 夏号 掲載)

回転食とは、食物アレルギーの除去食療法の一つで、同一の食物を一定の間隔をおいて与える方法のことを言います。回転食は食物アレルギーを治療していくにあたって、大変重要な考え方でしたが、最近では従来行われてきた厳格な回転食療法は行われなくなっています。今回は、一般の健康な乳幼児にもこの考え方を利用して、なれない離乳食作りや、ふだん偏りがちな献立に苦しんでいるお母さんたちにもわかりやすいように解説したいと思います。

Q パパ・ママにアレルギー(体質なので)があるので、子どもが食物アレルギーにならないか心配です。

 食物アレルギーを引き起こす原因として、一番多いことは、食品中の蛋白が十分に消化分解されないまま抗原として吸収されることが考えられています。乳幼児期は腸管の発育が未熟であると消化力が不十分で蛋白が透過しやすくなると考えられています。ベビーフードを使ってもいいのですが、なるべく消化吸収の良い離乳食を手づくりで食べさせる方がいいと考えています。

Q 特に食物アレルギーを起こしやすい食べ物はあるのですか?

 0歳から2・3歳では圧倒的に鶏卵、牛乳・乳製品が多く小麦も増えてきています。
原因となる「食物」の中でも、何がアレルギー源になるかは様々です。子どもの場合、卵・牛乳・大豆・小麦・米が多いのですが、大人になると、エビ・カニ・ソバ・魚に対するアレルギーも増えてきます。原因がはっきりしている場合、その原因を除くことが一番の対策です(除去食療法)。あまりにもいろんなものを制限しすぎると、栄養のある食べ物が足りなくなり、子どもの成長が阻害されます。栄養も重要ですので、まずは、アレルギーが疑われる場合には食物アレルギー専門医に診察を受けてください。

Q 回転食療法という言葉をよく耳にしますが、どういった食べ方をするのですか?

 アレルギー体質の人は同じ食べ物をしょっちゅう食べているとその食べ物に敏感に反応するようになってしまうこともあるという考えに基づいて「食べられるものを回転してアレルゲンになることを防ぐ」ことを目的の一つとしている食べ方です。普通でも同じ食材を2〜3日続けて食べることはしないでしょう。なるべく多くの種類の食べ物を、毎日重ならないように「回転」させて食べることが基本となります。ただし、回転させれば、何を食べても良いわけではなく、アレルゲンになりやすいものは、なるべく控えるようにすると良いと思います。1日の考え方は基本的に「朝食から夕食まで」ですが、場合によっては、「昼食から翌日の朝食」という変則でも構いません。この1日なら、同じ素材を何度かに分けて食べることも可能です。
上手に回転食を進めていくためには簡単なメモでもいいですから食事記録をつけると、回転の実態が大きく把握できます。

選択回転食で、充実して楽しい食生活。家族みんなで健康になろう

食物アレルギーのみならず、毎日の食生活を考えるにあたって、安心して食べられる素材、つまり、新鮮なもの、旬のもの、食品添加物が少ないものなどを選び、回転して食べていくこと(選択回転食)により、現在の食生活が充実して楽しいと思えるくらいになることを選択回転食の目的としています。

増やしていこう「食べても良いもの」

アレルギー症状のある場合では、ある程度の期間回転食をやってきたあとで、今までに摂取しても「症状のでない食物」と、「疑わしい食物」とを2群に分け、一旦整理して一覧表にしてみましょう。症状のでない食物は3〜4日間で回転させて与えていき、疑わしいものに関しては7〜10日間で回転しながら、安全であるかを確かめながら与えていくようにするといいでしょう。そして、どんどん「食べても良いもの」を増やしていくことを選択回転食の最大の目的としています。

みんなが健康でいられるような安全に楽しく、親の負担にならない、効果的な選択回転食を進めていくことが大切だと思います。

食事記録のつけ方
1.食べたものはメニュー名だけでなく、素材・調味料・油など全て記入する
2.おやつ・飲み物・薬など、口に入るものは全て記入する
3.簡単なできごとも記録する(旅行・運動会・帰省・海水浴など)
4.その日の症状についても記録する(痒み・湿疹・下痢など)

佐守友仁(ともじ)先生

日本小児科学会専門医、日本アレルギー学会専門医、日本東洋医学会専門医、医学博士。辻学園栄養専門学校 小児栄養学・アレルギー学 客員教授。東京医科大学卒業、同大学病院小児科、大阪大学小児科を経て大阪府豊中市にさもり小児科を開設。アレルギー診療・育児相談を重視し、何でも相談できる地域の小児科をめざして奮闘中。

佐守友仁(ともじ)

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