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感情のハイジャック

ママのためのぷち心理学

(2016年 春号 掲載)

ある日のスーパーで、お気に入りのキャラクターが描かれたパッケージのチョコ菓子を持って来た2歳くらいの男の子。買い物カゴにチョコ菓子を放り込もうと します。それを見とがめたママが、きつい口調で言います。

「昨日も同じのをいっぱい買ったでしょ。今日はダメ! ほら、ママに渡しなさい!」

(でも、2歳児の心には「今」しかなく、「昨日」のことなど意識にありません。)

「いや! これほしいもん!」

男の子は、絶対に渡すもんかと、チョコ菓子をギュッと抱きしめます。

「渡しなさいと言ってるでしょ!!ママ、急いでるのよ、早く!!」

するとその時、ショッピングカートの中でおとなしくしていた1歳にもならない弟が、夢中でペロペロなめていたゼリーのカップを落としてしまいます。スーパーの床に無残に飛び散るゼリー。

「もう、何やってんのよ!!」

思わず弟のほっぺをパチンとたたいて、兄の手からチョコ菓子を奪い取り、棚に戻すやいなや、兄を脇に抱えて、ショッピングカートの轟音とともにレジへと突進す るママ。たたかれた弟はワーッと泣き出し、横向きに強く抱かれた兄は手足をバタつかせながら「いやだ〜、いやだ〜」と叫び続ける…。

こんな光景を見かけたことはありませんか? これは、ダニエル・ゴールマンの「エモーショナル・インテリジェンス」という本に登場する光景です(日本向けにアレンジしています)。ゴールマンは、こうした状態を「感情のハイジャック」と呼びます。つまり、兄に対して、すでにイライラしていたところへ、弟が床にゼリーを飛び 散らせたという新たなストレスが加わり、心が激しい怒りの感情に乗っ取られてしまったのです。

こんなふうになりそうな時は、大きく息を吸い込んで呼吸を整え、とりあえず冷静さを装いましょう。「怒るのは、もう少し後で」と自分に言い聞かせます。怒りを無理に閉じ込めると、あとでマグマのように吹き出しますから、閉じ込めるのではなく、いったん気を逸らすのです。子どもが原因の怒りなら、やがては静まっていきます。怒りに任せて子どもをたたくと、かえって怒りが増幅しかねないため、たたくことは避けましょう。

 

三宮真智子先生

大阪大学大学院人間科学研究科 教授。学術博士。“どうすれば本当に賢くなれるか”というテーマで、コミュニケーションと思考の関連についての研究に取り組んでいる。考える心を育てる一般向けの著書として「考える心のしくみ~カナリア学園の物語~」(北大路書房 2002)がある。専門は認知心理学。

三宮真智子

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