幸せを感じる力のことならハッピー・ノート.com!

育児・子育て支援サイト ハッピー・ノート.com
ハッピー・ノートドットコムとは RSSフィード メルマガ登録
  • ウェルカムベビーの結婚式場
  • ウェルカムベビーのお宿

幸せを感じる力

ママのためのぷち心理学

(2021年 冬号 掲載)

子どもの幸せを願うのは親心。わが子がハッピーな毎日を過ごしてくれることは、ママとパパの心からの願いですね。幸せな気持ちでいると、実は免疫力が高まり、ウイルスにも感染しにくくなることがわかっています。

さて、ここで1つ知っておきたいのは、幸せに過ごすためには、幸せを感じる力が必要だということ。つまり、幸せに対する感受性が重要なポイントになるということです。

ポジティブ心理学の創始者であるセリグマンは、幸せを感じる力を高めるために、「3つのよいこと(three good things)」という方法を勧めています。これは、毎日、寝る前に1日をふり返り、その日あったよいことを3つ思い出して書き留めるという方法です。たったこれだけのことですが、その効果はてきめんで、これを続けていくと幸福感が高まり、「自分は幸せだ」という思いが強まることがわかりました。

この方法は、子ども用にも使えます。1日の終わりに、「今日はどんないいこと(楽しいこと)があったかな?3つ言えるかな?」とママやパパが聞いてあげると、子どもたちは、初めは戸惑うかもしれませんが、一生懸命思い出してくれるでしょう。

「えーっとね、〇〇ちゃんと、お砂場で遊んで楽しかったよ」、「それからね、ママとゼリーを作ったの。上手にできたよ」などという答えが返ってくるかもしれません。「いいこと」を思い出すとき、子どもたちはきっと、嬉しそうな表情を浮かべているはずです。報告を聞いて、「わあ、よかったね」といっしょに喜んであげてください。

最初は1つでも2つでもいいのです。3つ言えなくてもかまいません。「いいこと」に目を向けることが大切なのです。毎日の暮らしの中で、いいことに目を向ける習慣が形成されること、そして、それを覚えておこうとすることに、意味があるのです。小さな幸せを数えることで、幸せを感じる力が高まります。

もちろん、子どもたちだけでなく、家族で「3つのいいこと報告会」をするのもよいでしょう。きっと、みんなが笑顔になり、幸せな空気が家中に広がっていくことでしょう。

こうして楽しい気持ちで1日を終え、眠りにつくことができれば、睡眠の質もまた向上するはずです。

 

三宮真智子先生

大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。学術博士。“どうすれば本当に賢くなれるか”というテーマで、コミュニケーションと思考の関連についての研究に取り組んでいる。一般向けの著書として、『メタ認知:あなたの頭はもっとよくなる』(中公新書ラクレ)などがある。専門は、認知心理学、教育心理学。

三宮真智子

この記事に投票しよう


この記事のみんなの評価

0

0

0

この記事にコメントしよう

コメントを見る


注目TOPICS

ママのためのぷち心理学 記事一覧

ココもみてね!ココもみてね!

  • ウェルカムベビーの結婚式場
  • ウェルカムベビーのお宿
Happy-Note
Happy-Note 2024特別増刊号
Happy-Note For マタニティ
Happy-Note For mum

注目トピックス

Weeklyゴーゴーリサーチ ★投票受付中★

今週の投票

どうする・どうした初節句のお祝い
抽選で5名様に『図書カード500円分』をプレゼント。
投票する
今週のプレゼント
ミキハウス子育て総研の認定評価事業
  • 「子育てにやさしい住まいと環境」子育て支援のマンションと住宅
  • 小学生に贈りたい住まいと環境
  • 「ウェルカム“子育て・シニア”共生住宅」シニアとの多世代共生型住宅
  • ウェルカムファミリーの子育てスマートホーム
  • 「ウェルカムファミリーの自治体」安心して移住できる地域を選定
  • 「ウェルカムベビーのお宿」赤ちゃん連れ安心!認定の宿泊施設
  • 「Child-friendly HOTEL for travelers」お子さま連れ訪日外国人にオススメの宿泊施設
  • 「ウェルカムファミリーのスキー場&スノーパーク」スノーデビューにおすすめの認定スキー場
  • 「ウェルカムファミリーの観光地」お子さま連れにおすすめの観光地
  • 「ウェルカムベビーの観光施設」お子さまと楽しくおでかけできる観光施設
  • 「ウェルカムベビーの結婚式場」赤ちゃん連れにも優しい会場で素敵な式を
  • 「ウェルカムベビーの神社」赤ちゃん連れにも安心の認定の神社
  • 「子どもを通わせたい保育園」保護者の支持の高い先駆的保育園を選定

このページのトップへ

Copyright © 2011 Mikihouse child & family research and marketing institute inc. All rights reserved.