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ママおはなし聞いて

ママのためのぷち心理学

(2021年 夏号 掲載)

赤ちゃんは多くの場合、生後2~3ヵ月くらいまでに、ご機嫌な時にはクーイングと呼ばれる「あー」や「くー」といった可愛い声を出し始めます。その後、生後半年くらいから、「んまんま」や「ばぶー」などの連続した音声を発するようになり、これを喃語と呼びます。そしてさらに、たいてい1歳半頃までに初めて、「ママ」「パパ」「ワンワン」といった意味のある言葉が出てきます。

ただし、こうした言葉が出たからといって、すぐに明瞭に話せるわけではありません。しばらくは、何を言っているのかわからない「意味不明の音の連続」が続きます。これが、俗に言う「宇宙語」ですね。子どもたちは、一生懸命に、この宇宙語で延々と1分以上お話ししてくれたりします。

こんな時、どう対応すればいいのでしょうか? 実は、同じくらい熱心に聞いてあげることが大切です。その熱心さを伝えるためには、黙って聞くのではなく、「うんうん」「そうなの?」などとあいづちを打ち、にっこり笑い、時には同じ言葉を繰り返してみるとよいでしょう。つまり、子どもが「だあだあぺぽん」と言ったなら「だあだあぺぽん、ね?」という具合です。そして、子どもが見ている物や指さしている物があったなら、言いたいことを推測して、「ああ、この絵本を見たいのね?」などと当たりをつけて言ってあげましょう。

こうした時期を経て、やがて大人にも意味のわかるお話ができるようになります。とはいえ、まだまだ子どもたちの話し方はたどたどしく、つっかえながらおしゃべりします。「あのね、あのね」「えーっとね」ばかりで、なかなかお話の中身に入っていけないことも多いものです。ママが急いでいる時や、気持ちに余裕がない時には、つい、お話しする子どもに向き合ってあげられず、他の用事をしながら上の空で聞いたり、「何が言いたいの?」「早く言ってちょうだい」などと急かしたりすることもあるかもしれません。

でも、できればぜひ、きちんとお話を聞いてあげましょう。ママやパパがお話を受け止めてくれるという安心感や満足感が、「もっとたくさんお話ししたい!」という意欲につながり、話す練習を重ねることで、少しずつ上手にお話しできるようになるのですから。

 

三宮真智子先生

大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。学術博士。“どうすれば本当に賢くなれるか”というテーマで、コミュニケーションと思考の関連についての研究に取り組んでいる。一般向けの著書として、『メタ認知:あなたの頭はもっとよくなる』(中公新書ラクレ)などがある。専門は、認知心理学、教育心理学。

三宮真智子

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