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どう叱ればいいの?

ママのためのぷち心理学

(2004年 冬号 掲載)

わが子をどう叱ればよいかについて、「自分の叱り方に自信がない」「叱ることそのものがよくないの?」「たたくのは絶対にダメ?」など、さまざまな悩みや相談が寄せられます。最近では、きびしく叱ることによって、子どもが心に傷を残さないかと心配するケースが多いようです。さまざまな事件報道などで「幼少時の親子関係に問題があった」などという記事を目にすれば、心配になるのも当然でしょう。

そうは言っても、善悪の判断は小さいうちから教えておきたいものです。ある程度、言葉が理解できる年齢になれば、危険なことや人に迷惑をかけることは「してはいけないことだ」と子どもにわからせるために、叱ることは必要でしょう。その際、お尻を軽くたたいて「ダメ!」の合図を送ることは、まったく問題ありませんが、説明もなくいきなり「パチン」とたたいたりするのは避けたいですね。

3歳未満でことばが未発達な段階であっても「これはダメよ。〜だから」と「してはいけない理由」を、子どもに真剣な表情でゆっくりとわかりやすく話してあげてください。こうした叱り方を積み重ねていくことで、2つのことがらが子どもの心に残ります。1つ目は、相手にわかってもらうために理由をきちんと説明することの大切さ。そして2つ目は、親が愛情を持って自分にしつけをしてくれたということ。この2つがしっかり心に刻み込まれている限り、親子関係が崩れることはないでしょう。

叱るという行為もまた、親子の間のコミュニケーションです。言葉を大切にするのはもちろんのこと、声の調子や表情といった言葉以外の要素にも気をつけて、心が伝わる叱り方をしたいものですね。

 

三宮真智子先生

大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。学術博士。“どうすれば本当に賢くなれるか”というテーマで、コミュニケーションと思考の関連についての研究に取り組んでいる。一般向けの著書として、『メタ認知:あなたの頭はもっとよくなる』(中公新書ラクレ)などがある。専門は、認知心理学、教育心理学。

三宮真智子

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