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ピアノの楽しみ方「49」目標に向かって/2017年6月

発表会に向かって

私の音楽教室は、8月の発表会に向けて練習に取り組んでいます。

そこで、今年は新たに「努力賞」※仮タイトルです。を設けようと取り組み始めました。
毎日練習したら、サイン&練習した回数を塗る「自己管理能力向上&練習確認及び練習回数と日数を分析する為」用紙をお渡ししました。

「これがあると練習はかどりますか?」との質問を何人かの生徒さんや保護者に投げ掛けましたが、半々のよう、しかし、今月いっぱい1番練習した子には8月の発表会では、トロフィーを用意するため、生徒さんたちはいつもより、燃えているような気がレッスンではしています。
1ミリの効果でもいいんです。

息子が小学生になり、宿題を持って帰ります。
当たり前のお話ですが。

幼稚園の時から、私が参考書を元に作ったオリジナル問題集などを解いてきましたが、やっぱり先生が作る宿題は基本に基づくとても大切なものだとあらためて感じています。

そして、丁寧にきちんと取り組むことを教えて下さるので、時間はかかりながらもひっくり返っていた、「め」というひらがなが綺麗に書けるようになったりと大切な時期にきちんとした基本を学ぶということがいかに大切かを親子で学ばせて頂いています。

宿題、ピアノ、ピアノの宿題、他の習い事、他の習い事の宿題とあると、限られた時間でどれだけ集中し、取り組めるかが大切になるということが、リアルによくわかるようになりました。生徒さんのご家庭の状況でもまた違うでしょうし、生徒さん1人1人にもっともっと合うレッスンプログラムが必要だと感じます。
ただ、例えばですが、「あの子は、沢山習い事をしているから、ピアノの宿題減らしてあげよう」とかそういう風には考えていません。
私の経験上ですが、「練習する子はどのような状況でもする」「しない子に宿題を減らしたらするかというとしない」のです。

学校の宿題は必ずするのに、習い事の宿題はしたり、したかったりはいけない、学校と同じように考えるように、まずは、小学1年生の段階で教える必要がある生徒さんには伝えていかないとと思います。

例えば、時間がないというお話はわからなくもないのですが、疲れていても、時間があまりなくても、毎日1回はピアノに触れる!これが大切です。
お友だち関係と同じで、やっぱりコミュニケーションです。ピアノさんと仲良くなりたいなと考えているなら向き合うことが大切です。
とにかく、むらがないようにピアノに僅かな時間でもいいので向き合う時間を持ちましょう!
練習なくして上達はありません。
小学生の間はおうちの方のご協力も必要です。
「ピアノ練習!しなさい!!!」と言って直ぐ練習する場合はいいのですが。もちろん言わずに向き合うが1番ですが。。。(笑)
それでも、練習しない場合は、やっぱり、横で聞くから練習一緒にしょう!と寄り添うことが特に低学年の間は必要です。まだまだ1人で練習する子のほうが少ないと思います。
お忙しいのは間違いないと思いますが、僅かな時間でもそのような時間がとれますように!!

発表会と同時進行していることは、いくつもあります。その中でまずは、あるコンクールです。今回も参加させて頂いています。みんなそれぞれの環境の中で練習をよく頑張っています。
コンクール組は、コンクールの曲プラス発表会の曲ですから、本当に練習時間確保が大変だと思います。しかし、その努力の分、目標に向かう力や音楽を深く読み取り表現&演奏する力がついてきました。
あかり音楽教室では、ウィーン国立音楽大学で研鑽を積まれました先生をお呼びしまして、クリニックを実施しました。大変良い処方箋を頂き、私も生徒さんも勉強になっています。
「学び続けることがいかに大切であるか」を感じました。ピアノは自分の内面的要素を磨く1つです。

最後にピアノを学ぶ皆様にやっぱり、ピアノを上達する1つの方法として、弾くだけではなく、聞くことを沢山してほしいと思います。沢山、良い音楽を聞いたり、コンサートに出かけてほしいなぁと。

昨日、何人かご希望の生徒さんと、ある方のピアノのコンサートに出かけました。

二時間半でなんと、30曲! 13時開場なのに、10時過ぎから長蛇の列です。
その方と共演させて頂いたこともあるのですが、改めて、こんなにファンのいらっしゃる方とさせて頂いたのだなぁと。。。ピアニストデビューしても日本では続けることが大変難しいかと思いますが、長く第一線でご活躍の先輩に感動し、演奏はもとより、トーク、プログラムの運びかた、演出など様々なことを学びました。二時間半が終わってもなかなか皆様、帰らず、スタンディングオベーション!! そこにいるとなるんです。熱い熱い思い、人間の良さを感じます。「そうだよね、今子どもたちにもこういう思いも伝えていかなきゃ」と心底思いました。

感情が多感な時期、すなわち幼児から児童、青年になるまでの感動の経験値数はのちのその子、その子の生き方、感じ方に反映されると思います。
沢山、感動する瞬間にそこにいること、幼児は意味を考えることはできなくても、感じることは得意です。視覚&聴覚&脳「こころ」に響きを。。。大切ですね。

いつも心にピアノ&音楽を♪
お忙しい方は多いかと思いますが、おうちの中でまずは、沢山いろんな曲を流して聞いてくださいね。
聞いて真似たり、弾きたいなと感じたり、綺麗だなと感じたり、いいな〰と感じたり、音楽を「素晴らしいな」と感じる子どもを育てることは、きっと音楽が大好きな子どもになる早道です。

Information/お知らせ

あかり音楽教室参加

6月 ピティナコンクール
7月 グレンツェンコンクール
8月 あかり音楽教室門下生によるピッコロコンサート
9月 北九州国際音楽祭 市民企画 まちかどコンサート、マラソンコンサート「予定」
11月 コーラス発表会

Mama's profile/プロフィール

楳寿 あかり

楳寿 あかり 【音楽教育家】

記事テーマ

「音楽」を10倍楽しく学び続けるために♪

習い事ランキングに必ず上位になる「ピアノ」最近、「ピアノは脳に良い」「人気の習い事だからとりあえず」という理由で始められる方が増えてきましたが、数ヶ月すると、「塾に行って脳を鍛えます」「むいてなかった」「練習がきつい」等の理由で続かない方も。どうすれば、「音楽」を楽しく学び続けていけるのかをいろいろな観点から連載していきます。

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