ハッピー・ノート.com

ピアノの楽しみ方「86」練習に寄り添う心得5カ条/2020年12月

まずは保護者な方が練習の声がけを楽しみましょう
ピアノをお子様にさせて「ピアノを習っているけど全然家で練習しないの、続けさせるか迷う」という保護者の方は多いかもしれないですね。
ピアノや楽器というのは、日々練習がとても大切です。それゆえにそうおっしゃる気持ちはよくわかります。辞める、辞めさせるのは簡単です。でもそれが果たしてお子様の成長に良いでしょうか?
まず、すべきことをしてそれでも習わすことに抵抗が出てきたらで良いかもしれないですよ。
 
1、ピアノはおうち練習を毎日コツコツすることが必要です。これは小さなうちにピアノをはじめた場合は、最初が肝心です。毎日、時間を決めて練習させます。させなくても自然にピアノに向かうことが理想的ですが、ピアノをどうしても自分から習いたいと言った場合以外では、習い始めてしばらくは自分からしても、子供は飽きやすく冷めやすい性質を持っています。1人ではなかなか難しいでしょう。必ず練習を見てあげてください。働いていて時間がない場合は、録画方法を教えて、練習時間や内容がわかるようにビデオを撮っておくのも1つです。習い始めに、楽な習いことはありません。きちんと見て家で宿題を確認してあげてください。
 
2、練習しない子に、そんな練習をしないなら辞めさせるわよ!と頻繁に言わない。
子供のやる気が増す言葉がけではありません。
「ピアノの宿題聞かせて」という感じで、練習に寄り添ってあげてください。
 
3、練習できる環境作り
「練習しときなさい」だけ言う。「はい」と素直に聞くお子様には効果的かもしれませんが、基本的には、練習を自らする子のほうが少ないのが普通かもしれません。意識を高く持たせたいのであれば、「練習しときなさい」と言ってお母様自身が他のことをするのではなく、他のことを一切やめて、練習を見てあげてください。
 
4、練習時間を決める
お風呂の後、学校の宿題が終わったら等、いつも条件反射のようにピアノに向かえるように、学校後の1週間の流れを決めておく。遊んだらダメとは言わず、遊びは大切。バランスよくすることが大切です。ただし、ピアニストになる場合は別ですよ。あくまで普通に大人になって好きな曲がスコアをみて弾けるようにするといったくらいを目指すのであれば、毎日コツコツ30分くらいの少しの時間でも良いと思います。流れを作ると良いです。根が真面目な子ほど、時間を決めると条件反射的にピアノに毎日向かいます。コツコツと積み重ねて力をつける大切さを学ばせましょう!!
 
5、弾いているときに、「間違った」「下手」などネガティブな言葉がけをしない
「さっきより良くなってるね」「もう少しここのリズムに気をつけて弾いたら素敵かも」とかけ言葉がきつくならないように配慮しましょう!褒めて伸ばすことを心がけましょう!!
 
もしお子様が「ピアノ辞めたい」と言った場合にピアノレッスンをどうするかを考えたら良いのかもしれません。
おうち練習が大切なのは否めません。しかし、かりにおうち練習が少なくても、先生のところに通ってレッスンしてもらうのを継続すれば、それなりに大人になった時には弾けるはずです。レッスンを受ける事が好き、でも1人練習は苦手。そんな場合は、仲良しのお友達を呼んでみんなで今習っている曲を弾き合いをして遊びの一環としてピアノを弾いたりしたりしても楽しいのではないでしょうか。
 
大半のピアノ学習者は、趣味であると思います。レッスンが楽しみ、ピアノ弾くのが好き、それで良いのではないでしょうか。ピアノの先生から色々なご教授を楽しみ、学校の先生とも、近所の方とも、友達のお母様とも違う、ちょっと距離感のあるピアノの先生にピアノや音楽等学ぶことがとても大切かなと思います。沢山のことを学んでほしいと思います。
 
ピアノが嫌いになる言葉がけは、大切なお子様の成長に非常に残念な結果しか生みません。我が子が音楽好きな人になってほしいと強く願うなら、5箇条を意識してみてください。まずはお母様がピアノの練習を好きになることですよ。練習の声がけが苦にならないようにまずはお母様がピアノの練習の声掛けを好きに、大切に感じる事が必要です。
 
5年後、10年後、続けたら、我が子がこうなったらいいなと描きながら、親子でピアノ練習を楽しんでください♪
決して急がない、慌てないことがポイントです。
 
いつも心に音楽&ピアノを♪
 
 
 
 
 
 
 

Mama's profile/プロフィール

楳寿 あかり

楳寿 あかり 【音楽教育家】

記事テーマ

「音楽」を10倍楽しく学び続けるために♪

習い事ランキングに必ず上位になる「ピアノ」最近、「ピアノは脳に良い」「人気の習い事だからとりあえず」という理由で始められる方が増えてきましたが、数ヶ月すると、「塾に行って脳を鍛えます」「むいてなかった」「練習がきつい」等の理由で続かない方も。どうすれば、「音楽」を楽しく学び続けていけるのかをいろいろな観点から連載していきます。

Vote/この記事に投票しよう

Evaluation/この記事のみんなの評価

lightbulb_outline

なるほどそうか!役に立った

0

favorite_border

わかる!わかる!共感した

0

feedback

この記事へのコメント

0

Comment/この記事にコメントしよう

Archives/楳寿 あかりさんの記事一覧

最新記事

記事一覧を見る

注目トピックス

トピックス一覧を見る

Weeklyゴーゴーリサーチ