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「ピアノってどれくらい練習してからレッスンに伺うものなんだろう？」と悩むお母さんは多いですね。
このような質問を良く受けます。また、「兄弟が多く、1人のピアノについて練習に付き合うことはできないなあ」と悩むことも。

ピアノに限らず楽器を学ぶということは、事前に練習という事が必須かと思いますが、時代とともに、その練習の仕方も多様化していると言って良いのかもしれません。生徒さんは、「練習しないでレッスンに行くというのが当たり前」という事は、良くないですが、「ほんの少しずつの進歩」を目ざしている場合、先生や保護者から、「練習しなさい！」とばかり言われてしまっては「ピアノ＝楽しいこと」ではなく「ピアノ＝きつい&辛い習い事」になってしまいがちです。　

そこで、「ピアノの上達には、練習は必須」ということは念頭に置きながらも、生徒さん1人1人の様子、家族構成、ほかの習い事とのバランスを良く把握し、配慮し、オーダーメイド的なレッスンを提供していくことが必要な時代となってきたかと思います。もちろん、そんなことは気にしないで、「やるべきことはするのみ！」とおっしゃる先生も多いのかもしれません。しかしながら、例えば「他の習い事との兼ね合いで練習時間の確保がなかなか沢山は難しい」という場合、「ピアノはでも大好き！」という場合は、その「ピアノ大好き」という部分を大切に考えてあげることが大切かなと私は考えます。その子にとって一回のレッスンでわからないまま沢山進むより、時間をかけて4小節！8小節という方がその子の理解力、弾けたという自信！に間違いなく繋がってくるかなと考えます。マンツーマンでピアノという楽器を習うことがほとんどかと思いますが、そこがピアノの良いところでもあります。

もしお母様にお時間があれば是非レッスンを見学、引率されることをオススメします。同じ曲を長期でしている場合、「なぜまだこの曲をしているんだろう？」「レッスンで何を習っているんだろう？」という疑問が生まれたりする場合もレッスンを見学したら「なるほど、こういうことか」と気づかれる場合がほとんどです。ポイントは、我が子が「ピアノを好き！という気持ちを親や講師がどれだけ大切に感じ温めて、育むことができるか」という事です。

政治の三権分立ではないですが、生徒さんとお母様、生徒さんと先生、先生とお母様の双方の理解、協力、学ぶ姿勢、取り組み方のバランスが大切です。
例えば練習時間確保が難しい場合も、「忙しくて練習できていません」と先生にお伝えするだけではなく、「忙しくて練習できていませんが、子どもがピアノのレッスンを楽しみにしていましたので、よろしくお願いします」と言うのとでは、全く受け取る印象も全く違いますね。また講師は、「練習できなかった生徒さんへの効果的なレッスンプログラムを迅速に対応くださると思います。ピアノの上達ばかりではなく、ピアノのレッスンは、「人対人」であること、例え親御さんが思っているほど、進んでいない場合も、そういうレッスンであれば、きっと色々習得されているはずです。時間がかかり、「いつまでこの曲やっているの？」という場合も、そのような気持ちでレッスンを受講する、先生もしていただくと、みんなが気持ちよく、学んでレッスンが終わります。その積み重ねが大事だと思います。ピアノや音楽は、是非ゆっくりと着実に楽しくをモットーに時間をかけて学びましょうね！

いつも心にピアノ&音楽を♪♪