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ピアノの楽しみ方「45」発表会曲選曲の楽しみ方/2017年2月

選曲時期は親子の大切なコミュニケーションの時間

さて、今回のコラムでは、発表会の選曲の方法についてです。

先輩の先生、恩師の先生の発表会と発表会を開催される先生もこの時期多いのかもしれません。
かくいう私も、そろそろゆっくり準備期間に入りたいと思っています。
1人、二回ステージに上がることを目標にしていて、1曲は自分で決めます。
これは、クラシック以外の曲でも、もちろんOKです♪
ジブリの曲だったり、ディズニーの曲だったり。自分の世界を表現してほしいなと思っています。
レッスンでは、希望曲を書いたメモを渡してくれることが増えてきました。

そうなんです!

例えば、「曲がわからないから先生、よろしく」
とすぐに言わず、お子さまといろいろなツールで曲を聞いてみること。これは、親子のコミュニケーションになりますし、今、お子さまがどのくらいピアノが上達しているか、お子さまがどんな曲が弾きたいかがわかるので、是非、まずは、そういうことをしてみるといいと私は思っています。
大事なことは、習い事はもちろん先生を信じて、お任せしながらも、サポートするのは親の役目であるということです。
「ピアノのことわからないから」「忙しくて」はまずは、言わないで、探すことを楽しんでほしいなと思っています。
そういうことをすることで、仮に発表会の演奏曲が見つからないとなっても本当はそれならその時に先生に尋ねられると良いかと思います。なぜなら、弾く、弾かない、あるいは、弾けないという気持ちになることから、発表会のやる気に繋がりますし、仮に「今の我が子には難しそうだけど、いつか弾いてほしいな!」という曲に出会うこともお母様ご自身のピアノという習い事へのモチベーションをあげることになると思います。
「いろいろ聞いてみたけど、結果決まらず決めて欲しい」となるとそれは喜んで一緒に決めます♪
発表会はどのお教室もしょっちゅうあるわけではありませんので、しっかり曲を決めること、その時の親子のコミュニケーション、大切にされてください。
そして、曲がある程度決まったら、発表会当日にお子様が弾いている姿を想像できる曲にすることが大切です。
あまりにもすぐ弾けそうな曲、あまりにも難しい曲はオススメできません。
また曲の長さも考えて選びましょう。
それはお子様の日頃の練習時間だとか集中力によります。
集中力がまだあまりないのに難しい曲は弾けません。
練習時間が少ないのに難しい曲は弾けません。

当たり前のことですが、たまに、この点を踏まえず曲選びをしてしまうこともあるかもしれませんので、この点はお考えください。

ピアノの上達は、レッスンを大切にして、自ら考え取り組むことで上達していきますので、その点を踏まえて、例えば、難しい曲が弾きたくなっても「今年は別の曲を弾くことで、また来年の発表会選曲までにはこの難しい曲を弾けるようになるように日々練習を頑張ろう!」と考えていくと良いかと思います。

発表会の選曲をされている方々に、今の時点でのベストな曲が見つかりますように♪

発表会選曲の時間はお子様とのコミュニケーションタイムであること。

曲が決まったら、練習をサポート。曲が決まったのに、スイッチが入らない、又はやる気が低迷、なんてことにならないように、お手本CDなどをよく一緒に聞いたりして、お子様がやる気を継続できるようにサポートしてあげてください。
もちろん、本人が言われずとも自然に練習することが一番望ましいです。
様子をよく観察してあげてくださいね♪

いつも心にピアノ&音楽を♪

どこか頭の片隅にでも、お子様のピアノのことがあると嬉しいです。

ピアノという習い事は、一気に上達するものではなく、コツコツと積み重ねて練習をしていくという、根気のいる習い事かもしれません。

でも、そこで技術を身につけ、成長とともに表現力も人間としても魅力を増すと、素晴らしいピアノは、本人だけでなく、周りの皆様の心も癒し励ましてくれることでしょう。

Information/お知らせ

2月15日、小倉南区の幼稚園にてロワゾブリュー演奏会♪


あかり音楽教室参加
2月18日
室内楽セミナー

2月19日
ピティナ黒崎ステップ

2月20日
赤松林太郎先生によるペダリング講座

3月20日
鬼丸悦子ピアノ教室発表会

3月下旬
グレンツェンピアノコンクール地区大会
 
 
 
 

Mama's profile/プロフィール

楳寿 あかり

楳寿 あかり 【音楽教育家】

記事テーマ

「音楽」を10倍楽しく学び続けるために♪

習い事ランキングに必ず上位になる「ピアノ」最近、「ピアノは脳に良い」「人気の習い事だからとりあえず」という理由で始められる方が増えてきましたが、数ヶ月すると、「塾に行って脳を鍛えます」「むいてなかった」「練習がきつい」等の理由で続かない方も。どうすれば、「音楽」を楽しく学び続けていけるのかをいろいろな観点から連載していきます。

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