ママのためのぷち心理学
子どもたちが寝静まった頃、ようやくママのホッとできる時間がやってきます。眠るまでの短い時間、ぼんやりとネットを見てリラックスしている時に LINEやメールなどで友人からメッセージが届くことがあります。
開いてみると、ちょっと面倒な内容。
「うーん、どうしようかな。返信は明日でもいいかな。でも、すぐに返した方がいいよね」
眠気を振り払い、がんばって返信。

「ふーっ、やれやれ。これで安心して眠れるわ」
ところが、2日経っても友人からは返信がありません。「既読無視? 何か一言あってもよさそうなのに…。私の書いたことに何か問題でもあった?」と気になり、自分の送ったメッセージをあらためて読み返してみると、「あれっ、ちょっとまずいかも。気を悪くさせたかな」と心配になりました。
実は、夜更けに書いたメッセージの失敗は、よくあることなのです。それは、夜が更けるにつれて、頭の見張り番である「メタ認知」が働きにくくなるからです。
そもそも他者とのコミュニケーションにおいては、自分の思い込みだけで突っ走らず、相手がどう思うか、どう感じるかを考えながら言葉を選ぶ必要があります。たとえば何かを言おうとして、「あ、この言い方はまずい。表現を変えよう」と思い直すのは、まさにメタ認知が働いている状態です。
ところが、1 日の疲れがピークに達する夜更けには頭も疲労しており、このメタ認知がうまく働きません。そのため、余計な一言を言ってしまったり、逆に、言うべきことを落としたりしがちです。結果として、不適切なメッセージを相手に送ってしまうわけです。
これはLINEやメールに限ったことではありません。パパとの会話も、夜更けになると感情的になりやすく、ささいなことから売り言葉に買い言葉で口論に発展するリスクがあります。そうなりかけたら、あ、「 この時間帯はまずい。明日にしよう」と切り上げることが大切です。
友人関係も夫婦関係も、ちょっとした行き違いでギクシャクしてしまうことがあります。デリケートな話題については、頭がクリアでメタ認知がよく働く時間帯にやり取りするのがお勧めです。対面・非対面を問わず、夜更けのコミュニケーションには気をつけた方がよいでしょう。


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