ママのためのぷち心理学
子どもたちは3歳頃になると、「失敗したくない」「失敗は恥ずかしい」という感情が芽生えます。たとえば、トイレトレーニングがうまくいかずお漏らしをしたり、ジュースをコップにうまく注げず、こぼしてしまったりすると、「ああ、やっちゃった」とがっかりするだけでなく、「また失敗したらどうしよう」と不安になります。その結果、臆病になり、安心してチャレンジできなくなることもあります。

こうした子どもたちの失敗への不安を軽減して前向きな気持ちにしてあげるには、どうすればよいのでしょうか。それは優しく「大丈夫だよ」と言葉をかけてあげることです。このシンプルな一言で、気持ちがスーッと楽になります。「そうか、大丈夫なんだ」「次はきっとうまくいく」と、自分の可能性を信じることができます。
「自分ならできる」という感覚を、心理学者のアルバート・バンデューラは自己効力感と呼びました。自己効力感が高ければ、いろいろな目標を達成しやすくなります。「無理かもしれない」と委縮してしまうよりも、「きっとできる」と明るく前向きに考えた方が、何事にも積極的に挑戦できるからです。
子どもが失敗しそうな時に、ママやパパが「失敗の後始末を考えてうんざりする」という気持ちになるのは、当然かもしれません。でも、ここで「ほら、また失敗するよ!」などと言うと委縮させてしまいます。これは、ぜひ避けたいものです。
何かをすることに対して、子どもが少し臆病になっていると感じたなら、「大丈夫!やってみよう」と言葉をかけ、そっと背中を押してあげるとよいでしょう。
「大丈夫」は、まるで魔法のように、不思議な力を持つ言葉です。この言葉を聞き、自分でも「大丈夫、大丈夫」と唱えてみることでリラックスでき、結果としてうまくいくことが多いものです。その根底には、「たとえ失敗しても、ママやパパは見放さないでいてくれる」という安心感があるからです。
もちろん、状況に応じて、まずは「心配なんだね」といった共感の言葉をかけたり、プレッシャーにならないように配慮したりすることも大切です。そして何よりも、笑顔と温かい口調を心掛けることを忘れないようにしたいですね。


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