ママのためのぷち心理学
「おむつも替えたしミルクも飲ませたし眠そうでもないのに、どうして泣くの?」と戸惑いながら抱っこすると赤ちゃんがピタリと泣き止むことがあります。そんな時は、「抱っこしてほしいよ〜」というサインを送っていたのでしょう。抱っこされていると、ママの体温や心臓の音が感じられて安心できます。
ところが、「抱き癖がついて我慢のできない子になる」といった声が耳に入り心配になることもあるでしょう。でも、安心してください。「泣かせておけば我慢を覚えて、将来強い子になる」という考えは、心理学的には支持されていません。
アメリカのミネソタ大学が長年行ってきた研究では、赤ちゃん時代に親がしっかり関わり、抱っこなどの要求に応えてもらった子どもほど、安心して親から自立し、周囲と良好な人間関係を築けることがわかっています。それは、自分が困ったときには助けてもらえるという安心感の基礎が出来上がり、前向きな気持ちでものごとにチャレンジできる人に成長しやすいからです。抱っこも含めて、赤ちゃんの出すサインに敏感になり、それに応じてあげることは、実は将来の幸せな自立につながるのです。

ただし、100パーセントの応答性を目指す必要はありません。家事などで手が離せなかったり、ママの体調がよくなかったり気持ちが沈んでいたりする場合もあるでしょう。そんな時には、とりあえず、「はいはい、ちょっと待ってね」と声をかけ、笑顔を見せてあげましょう。優しくなでてあげるのもいいですね。大切なのは、「気づいてもらえた」「無視されなかった」と赤ちゃんに感じさせることです。完璧でなくても、無理のない範囲でいいのです。
また、立って赤ちゃんを抱っこする際には、ママの肩や腰への負担を軽減するために、たとえば10分ほど抱っこしたら少し休む、パパや他の人に交代してもらうといったことも取り入れてみてはいかがでしょうか。パパとの連携はもちろんのこと、できれば周囲の人たちにも協力をお願いすることが大きな助けになります。
過ぎてしまえば本当に短い赤ちゃん時代。ママの体を大切にしながら、愛おしい抱っこの時間を楽しんでくださいね。


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